こんにちは!助産師のユイです。これまでに新生児訪問や乳幼児健診、そして子育て支援センターなどで赤ちゃんの成長についてたくさんの相談を受けてきました。このコラムでは、最新の研究を元にパパ・ママの心配や疑問に答えます!
今回のテーマは「妊娠中の温活」です。冷えは妊婦さんの大敵です。この記事ではさまざまな温活の方法を紹介します。ぜひ参考にしてください!
もくじ
1.【妊娠中におすすめ!】温活とは?
ここでは、温活について、妊娠中に温活が大切である理由とともに説明します。
温活とは
温活とは、体を温めて体調を整えることを指します。
たとえば暑い夏場には冷たい食べ物・飲み物がほしくなります。でも、冷たいものばかり食べていると、胃や腸が冷やされて血行が悪くなり、食欲が低下したり胃の調子が悪くなったりしがちです。
また、寒い冬の時期は、体温が低下して免疫力が下がることで感染症にかかりやすくなります。
全身の血行が悪くなれば、代謝が低下してお肌のトラブルにつながったり、太りやすい体にもなります。
温活で体を温めることで血行が良くなり、内臓の働きが改善され、免疫力アップも期待できます。もちろん、代謝が上がることでお肌の改善やダイエット効果も期待できるでしょう。
妊娠中に温活をおすすめする理由
妊娠中は、大きくなった子宮が血液の流れを邪魔してしまい、普段よりも体が冷えやすい状態です。
また、ストレスや妊娠によるホルモンの変化によって、血液循環をコントロールする神経である自律神経がバランスを崩しやすいことも大きな原因です。
また、妊娠中に体が冷えると、以下のようなリスクにつながりやすくなります。
- 切迫流産・切迫早産
- マイナートラブルが増える
- 赤ちゃんに栄養が届きにくくなる
- 出産のときに陣痛が弱くなり時間がかかる
- 会陰が十分に伸びにくくなる
- 出産の出血が多くなる
そのため、妊娠中は体を冷やさないよう特に注意することが大切です。
体の冷えと妊娠中のリスクの関係については、以下の記事で詳しく説明しています。
【赤ちゃんへの影響も!?】妊娠中の冷えの原因・チェック・対策 助産師監修
https://lucky-industries.jp/column/11662/
妊婦さんにおすすめ!いろいろな温活
ここでは、妊娠中にもできるさまざまな温活の方法を紹介します。
衣服で温活
①夏も冬も衣服に注意!
一番簡単にできる温活は、体の冷えを衣類で防止することでしょう。
特に夏場の冷房には注意が必要です。出かける際にはストールやカーディガンなど羽織物を1枚持っていきましょう。スカートにストッキングという組み合わせもできるだけ避けた方が良いでしょう。
また、足元の冷え対策も大切です。厚手の靴下や、可能であればレッグウォーマーを使うのもおすすめです。
②寝るときの靴下
寝るときの靴下には注意が必要です。
入眠時は、手足に集まった熱が発散され、体温が下がることで眠りに入っていきます。
そのため、足が冷えていると寝つきが悪くなりやすいのです。
一方、靴下を履くと足を温めることはできますが、足から熱を逃がしづらくなり寝つきが悪くなることがあります。
靴下を履いて寝る場合は、できるだけゆったりしたもので、吸湿・発散性の高いものを選びましょう。レッグウォーマーを使って足の甲を半分程度出すなど、足を温めつつも熱の逃げ道を確保しておく方法もおすすめです。
また、湯たんぽなどを使って、裸足でも足が冷えないようにするのも良いでしょう。
食べ物・飲み物で温活
食べ物・飲み物で、体の内側から温めましょう。
①体を温める食べ物
体を温める食べ物は以下の通りです。
大根は体をあたためる野菜と言われることが多いのですが、薬膳の考え方では実は体を冷やす野菜に分類されます。ただ、加熱することで冷やす力を弱くすることができるので、大根おろしやサラダよりもみそ汁やおでん、鍋物などに入れると良いでしょう。
精製していない穀物は体を温めますが、妊娠中は胃腸が弱くなる方も多いので消化の負担が大きすぎることがあります。食べる場合は注意しましょう。
たんぱく質は筋肉の材料となります。筋肉は動かすことで体温を上げる効果があるため、十分な量を食べることが大切です。
また、私たちの体は食べ物を消化する過程で熱を発生させます。たんぱく質は、消化の際の熱の産生量が大きいため、温活に向いています。
ただし、牛乳はたんぱく質の中でも体を冷やしやすいと言われており、注意が必要です。
推奨されるたんぱく質の摂取量は、妊娠していない女性は50g/日、妊娠中は中期で55g、後期で75gです。
下の表の通り、1日で50~75gを摂取するのは意外と大変です。意識してたんぱく質を摂るようにしましょう。
②体を温める飲み物
体を温める飲み物は、以下のものがあります。
- 白湯
- 紅茶
- ココア
- ほうじ茶
- 玄米茶
- ルイボスティー
紅茶は茶葉を発酵させて作られており、体を温めてくれる飲み物です。シナモンや生姜を加えることでさらに効果が期待できます。
ただし紅茶にはカフェインも含まれているため、以下のように飲みすぎには注意しましょう。
また、麦茶はノンカフェインの代表とも言えますが、体を冷やす飲み物と言われています。
グッズで温活
衣類や食べ物、飲み物などで全身を温めることも大切ですが、特に首や手首・足首、股関節、お腹などを温めると効率よく温活ができます。
ここでは部分的な温活に効果的なグッズを紹介します。
①ネックウォーマーや手首足首ウォーマー
首、手首、足首は太い血管が体の表面を通っている部分なので、冷えの原因になりやすく注意が必要です。逆にこれらの部分を積極的に温めることで効率よく体を温めることができます。
ネックウォーマーや、手首足首ウォーマーの活用がおすすめです。
②腹帯
腹帯はお腹を支えたり外部の衝撃から守るなどの目的がありますが、お腹の冷え防止にも効果的です。
妊娠中の冷えはお腹の張りにつながることがあるため、特に注意しなければなりません。腹帯とともにカイロも使えば、より効率よく温めることができます。
③湯たんぽやレンジで温められるジェルタイプ湯たんぽ

湯たんぽは昔から温活に使われている便利グッズですね。優しい温かさでとても癒されますが、布団の足元を温めたり座っているときに足元に置いておくなど、重いため使用シーンが限られます。
湯たんぽと似た効果が期待できる商品として、レンジで温められるジェルタイプの湯たんぽもあります。熱湯を扱う必要がなく、冷めてもレンジで温めるだけという手軽さ、そしてさまざまな形状が選べるので狙った部分にフィットさせることができる点が人気です。
横長の商品であれば、デスクワーク時など座りながら股関節を温めるのにピッタリです。股関節は固くなると血流が滞って冷えやむくみの原因になりやすい部分で、積極的に温めることが大切です。
また、首にかければ首・肩周辺の血行が促進され、コリが楽になることが期待できます。
さまざまな種類があるジェルタイプの湯たんぽですが、妊婦さんには以下のタイプもおすすめです。
日本で一番長い歴史を持つ抱っこひもメーカー、LUCKY industriesでは、産前産後の女性のための温冷両用のジェルパッド「ラルルシリーズ」を販売しています。冷蔵庫や電子レンジを使って、簡単に冷やしたり温めたりすることができます。

運動で温活
運動は、筋肉を動かすことで熱が生まれて体が温まります。また、運動することで筋肉が増えれば、冷えづらい体づくりになります。
簡単に血行が改善し、体が温まる運動としておすすめなのが足首回しです。
裸足になり、足の指の間に手の指を入れこんだ状態で足首を回すと、足の先まで血行が改善されます。足首回しをした足と、していない足の色を比べてみてください。効果がよくわかります。
妊娠中におすすめの運動は、以下のコラムで詳しく紹介しています。
【イラストで解説!】妊娠中におすすめの運動とフィットネスについて 助産師監修
https://lucky-industries.jp/column/11706/
お風呂で温活
特に夏場はシャワーで済ませがちかもしれませんが、できるだけ湯船で全身を温めましょう。
体が温まるだけでなく、自律神経が整って血流改善も期待できます。
まとめ
妊娠中におすすめの温活について紹介しました。
体を温めると、免疫力アップや基礎代謝アップ、切迫流早産予防など妊娠中の体にとって良いことがたくさんあります。グッズを使って手軽に自分に合った温活を進めましょう。
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