熊本保健科学大学保健科学部
リハビリテーション学科理学療法学専攻
松原先生
起きる・立つ・歩くなどの基本的動作を研究対象としています。
感覚・筋骨格・神経系の相互作用に関心があり、子供から高齢者、さらにアスリートまでを対象にして、リハビリテーションにおける新たな評価システムの構築を目指しています。その中で、「育児における身体的負担の軽減」に関する研究に取り組んでおり、抱っこひもが担う身体的負担軽減機能の可能性に着目し、ラッキーインダストリーズと取り組みました。
松原先生について
熊本保健科学大学 保健科学部 リハビリテーション学科理学療法学専攻 / 熊本保健科学大学大学院 保健科学研究科 保健科学専攻 リハビリテーション領域
フィジカルセラピスト/理学療法士 辻先生
予防分野での産前産後と更年期の身体作り、骨盤底障害の予防が専門です。
2児の母としての視点からも、今回の取り組みは大変有意義だと感じています。快適な抱っこひもを使う事で、パパやママも身体の不調を予防し、楽しい育児生活に繋がる事を願っています。
辻先生について
一般社団法人FPランド (代表理事)
ヨーコ式骨盤底筋トレーニング / フィジカルセラピスト / 理学療法士 / 作業管理士 / 日本コンチネンス協会認定 コンチネンスリーダー / 二児の母
ラッキーインダストリーズ 成瀬企画部長
私は、抱っこひもの企画、設計を30年以上取り組んできました。
今回の新製品”パワーサポートキャリア”は、使用者への負荷の軽減を確かなものにするために、初めて科学的に取り組んだ抱っこひもです。熊本保健科学大学ならびに理学療法士と共に研究し、新しい発見や機能を多く盛り込めました。開発テストや 素材のこだわりには予定以上の時間がかかってしまいましたが、素晴らしい抱っこひもができたと思っています。パワーサポートキャリアが、ママ・パパの育児を快適にし、より楽しい時間を生み出すことを願っています。
ラッキーインダストリーズ 藤橋開発担当者
私が開発にこだわったのは、”赤ちゃんにとっての心地よさ”です。
生まれてから3年間使われる抱っこひもの中で、赤ちゃんは健やかに成長します。体重でいえば3㎏から15㎏と5倍も大きくなります。そんな赤ちゃんの成長に対して、本当に心地よい抱っこひも空間を提供できているか、疑問に思いココから開発のスタートとなりました。その開発のヒントとなったのはハンモックです。使用者の体重により身体が沈み、包み込んでいくハンモック構造は、体型に問わず程よくフィットします。このハンモック構造に近い働きをするニットをベースに開発していこうと決めました。 ここに辿り着くまでには時間がかかってしまいましたが、ようやく製品になることができました。この場をお借りしまして携わってくださった方々へ感謝を申しあげます。
Power Support Carrier向けに開発した、Power Support Knitは、スポーツシューズで使われている設計されたニット技術を採用した、”荷重でサイズが変化するニット”です。赤ちゃんの成長に伴い、抱っこひもも成長する。着丈と背骨の形状の変化をやさしく、しっかりと支えられるニットは、赤ちゃんにとって理想的な抱っこひも空間を作ります。小さく生まれてくる子もいれば、大きい子もいます。どの子にもオーダーメイドの様なフィットした状態で抱っこされることで、パパ・ママにも動きやすく、身体に吸い付くような着け心地を体験してもらえたらと思っています。