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「産後」の心地よい部屋づくり。お世話しやすい「赤ちゃんスペース」のポイント / リビングスタイリスト監修

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更新日 2023/02/27

産後のママは、出産という大きな仕事を終えて、安堵感と幸福感に包まれると同時に、疲れや心身の不安定さも感じてしまうもの。ですが、子育ては待ったなし。赤ちゃんが誕生した瞬間から、昼夜を問わずお世話が始まります。赤ちゃんを迎える部屋は、早めに使いやすく整えておきたいですね。

今回は、妊娠出産経験のあるリビングスタイリストのサラが、まだ動きの少ない、生まれたばかりの赤ちゃんと過ごす「産後の心地よい部屋づくり」のアイデアをご紹介します。あなたの、快適な暮らしのヒントになりますように。

「赤ちゃんスペース」があれば、産後ママも快適に

産後のママは、授乳やおむつ替えなど赤ちゃんのペースに合わせてお世話が忙しいこともあり、寝不足になったり疲れがたまったりしますよね。そのような時にも、赤ちゃんグッズがひとまとめになり、なおかつ使いやすい状態になっていると便利です。生まれたばかりの赤ちゃんは、1日中ねんねしていることが多いもの。動きは少ないですが、やはり目が離せない時期です。床には床の冷たさを感じにくく掃除もしやすいクッション性のあるマットなどを敷き、赤ちゃんはもちろん、産後のママも安全に心地よく過ごせる部屋をつくりたいですね。

あなたも赤ちゃんスペースづくりに迷ったら、これからご紹介するポイントをふまえて、「お世話しやすい赤ちゃんスペース」に整えてみてはいかがでしょうか。

お世話しやすい「赤ちゃんスペース」のポイント

目の届きやすい「安全な場所」につくる

「赤ちゃんスペース」は、リビングなどパパママが長い時間を過ごす部屋につくっておくとお世話がしやすくなります。寝室とは別に、目が届きやすく赤ちゃんが安全にねんねできる場所を確保しておくとよいでしょう。

赤ちゃんスペースをつくる場所として、特に気をつけたいのが「モノの落下」「家具の転倒」がないかということ。赤ちゃんスペースに、地震やちょっとした揺れなどによってモノが落ちてきたり、家具が転倒したりしないことが第一条件です。赤ちゃんのねんねスペースの近くに家具を置かない、家具の転倒防止グッズを活用するなど、レイアウトや家具の設置方法を見直すことも大切なポイントになります。

直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所を選ぶ

赤ちゃんや産後のママにとって下記のような場所は、きっと快適に感じられないはず。ベビーベッド置き場や赤ちゃんスペースとして、避けたいのはこのような場所です。

・直射日光が当たる場所

・温度変化が大きい窓の近く

・テレビや音楽など音がうるさく感じられる場所

・エアコンの風が当たるところ

自分の意思をまだ言葉で伝えられない、あまり動けない赤ちゃん目線で安全で居心地がいい場所はどこかなと部屋を見渡してみると、赤ちゃんスペースに最適な場所が見つかるはずです。また、体温調節がうまくできない赤ちゃんのためにも、適切な室温や湿度にも気を配るとよいでしょう。季節に合わせて、一般的に大人が心地よいとされる室温(夏場は25~28度、冬場は18~22度程度)湿度(40〜60%程度)を心がけつつ、赤ちゃんの体に合った室温湿度や、赤ちゃん特有の「不快なサイン」を産婦人科の先生や保健師さんなどに教わっておくと室内環境の調整に役立ちます。

モノを厳選してすっきりと

部屋のなかの「安全で快適な場所」を見つけたら、モノを厳選することが心地よい部屋づくりの第一歩。部屋をすっきりとさせると、赤ちゃんにとって安全に過ごせる部屋に近づくだけでなく、掃除のしやすい部屋になります。ホコリがたまりにくく、清潔を保ちやすい部屋は産後ママの家事の負担を減らすことにもつながりますよ。また、全体のモノの量を減らしておけば、どこに何があるのかわかりやすくなり、「モノの迷子」を減らせます。おむつやおもちゃ、生活用品など、増えていく赤ちゃんグッズで雑然とした部屋になることを防げますよ。

赤ちゃんのお世話グッズを低めの棚などにまとめる

先ほどもご紹介したように、赤ちゃんのお世話グッズは手の届きやすい場所にまとめておくと便利に使えます。持ち運びできるカゴや、背の低い小さめのチェストなどを使うのがおすすめです。ベビーベッドの高さに合わせた棚や、床にマットや布団を敷いてお世話をする場合は、低い場所にお世話グッズをまとめておくとよいでしょう。見た目もナチュラルで柔らかな印象の布製ボックスなら、無造作に置いていても絵になります。また、特に粉ミルクやおむつ、ガーゼなど使用頻度の高いモノも、衛生的に使えるボックスなどにカテゴリ分けしておくのがおすすめ。ボックスにラベリングしておくと、中身が一目瞭然です。こうすることで、モノを探す手間が省けるだけでなく、ストックも一目瞭然になり買い忘れを防げます。特に哺乳瓶はパーツを分解したり消毒したりと少し手間がかかるので、いくつかストックしておくと安心。保温ポット(落下しないよう安定感のある安全な場所に置く)や哺乳瓶、粉ミルク、授乳クッションなどもまとめておくと、赤ちゃんのタイミングですぐに調乳できますよ。

赤ちゃんのお世話がより楽しくなる「心地よい空間」に

赤ちゃんが快適に過ごせる部屋は、産後ママにとっても心地よく感じられるはず。赤ちゃんがごきげんでいてくれると、ママの心も明るく軽やかになれますね。安全性を第一にすっきりとしたシンプルな部屋をめざしながらも、クッションカバーなどのファブリックでママの好みを取り入れると、産後ママにとっても心地よい空間に仕上がります。ぜひ、ご参考になさってくださいね。

 

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