元保育士のひなた葵です!
プライベートでは小学4年生になる娘が1人います。
つらかったつわりも落ち着き、安定期に入ったら旅行などのお出かけを楽しみたい方もいらっしゃいますよね!
赤ちゃんが産まれたらしばらくは忙しくなるから、産まれる前に夫婦でのんびりとした時間を過ごそうと計画を立てる方もいらっしゃいます。
ですが、妊娠中の体は普段と比べて非常に繊細です。
旅行先やお出かけ先で体調に異変が出てしまわぬよう気を付けておきたいポイントをまとめていきます。
是非、記事を参考に無理のないプランで心と体のリフレッシュができる素敵な旅を実現しましょう!
妊娠中に旅行はしてもいいの?
妊娠中でも、医師の許可があれば旅行をすることは可能です。
「ベビームーン」という言葉をご存知でしょうか?
赤ちゃんが生まれる前に夫婦で楽しむ最後の余暇を指すもので、特に欧米で流行しているようです。
日本でも少しずつこの概念が広がりつつあり、夫婦が妊娠中に特別な思い出を作るための旅行が人気を集めています。
出産後はしばらく旅行が難しくなるため、このタイミングを利用して、旅行を楽しむ夫婦が増えているのです。
ただし、各妊娠期によって体調が変化するため、時期に応じた注意が必要となります。
もくじ
〇妊娠初期・中期・後期での違い
まずは、それぞれの時期の違いを簡単に見ていきましょう。
妊娠初期(妊娠1~15週)
この時期は、つわりなど体調が不安定なことが多いので、長時間の移動や無理なスケジュールは避けた方が無難です。
体調に異変を感じたらすぐに自宅に帰ったり、どこかで休めるような近場でのショッピング程度に留めておくのがおすすめです。
中期(16~28週頃)
妊娠中期は、つわりが落ち着く人も多く、体調が比較的安定してきます。
妊娠中に旅行に行くならこの時期が1番動きやすくなります。
海外旅行を検討する方もいますが、海外は日本とは医療事情も異なるので、国内での旅行を計画するのが安心でしょう。
妊娠中は普段と比べて免疫力や抵抗力も下がり、疲れやすいので、人が混みあうような場所は避けてゆったりできる場所を選ぶとリフレッシュできると思います。
妊娠後期(29週以降)
この時期は、お腹が大きくなって、身動きが取りにくくなってきます。
また、少し動いただけでも、お腹の張りに繋がってしまうこともあるので、近場のお出かけや短い旅行にすると安心です。
〇主治医にも相談する
妊娠中に旅行に行く場合、必ず主治医に相談してからにしましょう。
特に飛行機に乗る場合や、遠方に行く場合は、主治医のアドバイスを受けて無理のない範囲の計画を立てることが大切です。
無理のないゆったりとしたスケジュールにし、体に異変を感じたら近くの病院を受診できるよう保険証などの準備をして出かけるようにしてください。
妊娠中に旅行に行く時の注意点
続いて、妊娠中に旅行に行く時に気を付けたいポイントもまとめていきます。
1.体調に合わせた旅行プランを選ぶ
旅行先や旅行先で遊ぶ内容は、自分の体調に合わせて選ぶことが大切です。
無理をせず、こまめに休憩が取れる場所や、急な体調変化にも対応できる環境を選ぶと安心できます。
宿泊先や移動手段も、自分がリラックスできるものを優先してくださいね!
2.旅先での食事には気を付ける
妊娠中は、旅先での食事にも気を付けましょう。
妊娠中は免疫力が低下しやすく、食中毒のリスクも高まるため、新鮮な食材を使用した料理を選び、過度に脂っこいものや生ものは避けてください。
宿によっては、妊娠中だと伝えれば生ものを避けてくれたりとメニュー変更に対応してもらえるところもあるので、不安に感じていることを宿泊前に相談してみるのがおすすめです。
他にも注意すべき食べ物は下記コラムをご確認ください↓
【気を付けて】妊娠中に注意が必要な食べ物・飲み物 助産師監修
3.感染症のリスクはなるべく避ける
暑い夏はプールや海、川などで水遊びを楽しみたくなることもあるかもしれません。
でも、川や海は細菌感染のリスクがあるので、手や足をつけて涼む程度に留めておいてください。
プールは塩素消毒されているので、感染症のリスクは減りますが、多くの人が利用している場所なので、心配な時は違うプラン内容にすると安心です。
妊娠中のおすすめ旅行先は?
では、妊娠中に旅行に行くならどこがおすすめなのか、例をいくつか挙げてご紹介していきます。
〇近場の温泉リゾート
1番人気のマタニティ旅行はやはり温泉です。
2014年までは、環境省による「温泉法」というもので、妊娠初期と後期の妊婦さんは温泉に入るのは禁忌とされていました。
今でも当時の記載がそのまま残されている温泉施設も多いです。
ですが、「温泉法」は見直され、今では妊娠のどの期間でも温泉に入ることは禁止されていません。
温泉は体を温め、血行を良くしてくれるので、妊婦さんにとってもいいリフレッシュに繋がります。
ただし、妊娠中は普段よりものぼせやすいので、長湯は避け、10分程度に押さえておくようにしましょう。
温泉旅館はお部屋でゆっくりとくつろぐことができるので、妊娠中の旅行にもおすすめです。
☆具体的なおすすめ旅行先☆
岐阜県:下呂温泉で心と体を癒す旅
岐阜県の下呂温泉は、日本三名泉のひとつとして有名で、妊婦さんにもやさしい温泉地です。
アルカリ性の滑らかな泉質は、肌をしっとりさせる美肌効果があり、妊娠中のデリケートな肌にもやさしく作用します。
また、温泉街は落ち着いた雰囲気で、静かに過ごしたい方にぴったりです。
おすすめプラン
・下呂温泉の温泉宿に滞在して、ゆったりとしたひとときを過ごす。
・温泉街を散策しながら、足湯や地元の名物を楽しむリラックスツアー。
熊本県:黒川温泉で自然と共に過ごす癒しの旅
熊本県の黒川温泉は、豊かな自然に囲まれた静かな温泉地で、妊婦さんにも安心して楽しめる場所です。
黒川温泉は体を温める効能があり、妊娠中の血行不良や冷えにも効果的です。
また、各宿泊施設がそれぞれ個性豊かな露天風呂を持ち、自然の風景を楽しみながらリラックスできます。
おすすめプラン
・露天風呂付きの宿で、自然に囲まれた温泉時間を楽しむリラックス滞在。
・温泉巡りをしながら、黒川温泉の静けさと景観を楽しむ短めの散策コース。
〇自然豊かなリゾート地
自然の中でリフレッシュしたい方には、森や山、湖畔などの自然豊かなリゾート地がおすすめです。
自然豊かな場所なら、あまり人が密集もしていないので、疲れにくく、のんびりと過ごすことができます。
ただし、ハードな山登りなどは避け、体に無理のない工程を選んでください。
☆具体的なおすすめ旅行先☆
滋賀県:琵琶湖畔でのんびりリフレッシュ
滋賀県の琵琶湖は、日本最大の湖で、その美しい景色は四季を通じて楽しめます。
湖畔をのんびりと散歩したり、穏やかな水辺を眺めながらリラックスした時間を過ごせるので、妊婦さんにもやさしい環境です。
また、琵琶湖周辺にはおしゃれなカフェや宿泊施設も多く、快適に過ごせます。
琵琶湖の景色を一望できる宿に滞在すれば、心も体もリフレッシュできます。
おすすめプラン
・琵琶湖畔のカフェやレストランで、ゆったりとしたランチタイムを楽しむ。
・湖の眺めを楽しみながら、湖畔をのんびりと散策するリラックスプラン。
山梨県:河口湖で富士山と湖を楽しむ贅沢なひととき
山梨県の河口湖は、富士山の絶景と湖の美しい風景が魅力的なスポットです。
湖畔の散歩道を歩きながら、富士山を眺めるのは、妊婦さんにも無理のないアクティビティといえます。
また、河口湖周辺には富士山を望む宿泊施設も多く、窓からの景色を楽しみながら、のんびりとした時間を過ごせます。
空気が澄んでいる早朝や夕方は特に美しいので、その時間帯にリラックスして過ごすのもおすすめです。
おすすめプラン
・河口湖畔のカフェで富士山を眺めながら休憩する、ゆったりカフェタイム。
・湖畔を歩いて、富士山と湖を両方楽しめるリラックスした散策プラン。
〇都市近郊のテーマパークや観光スポット
都市近郊のテーマパークや観光スポットも、妊婦さんにとって良い選択肢です。
観光地は混みあっていてゆったりと過ごせないイメージがあるかもしれませんが、無理なく移動でき、休憩しやすい場所が整っているため、安心して楽しめます。
テーマパークをたくさん歩き回るのが心配な時は、動物園や水族館など、穏やかなアクティビティを選ぶ負担も少なくゆったりと過ごすことができるのではないでしょうか。
☆具体的なおすすめ旅行先☆
和歌山県:アドベンチャーワールドでパンダに癒される一日
和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドは、動物園、遊園地、水族館が一体となった大型レジャースポットです。
特に、ジャイアントパンダの飼育数が多く、かわいいパンダたちを見ることができるのは、妊婦さんにもリラックス効果抜群!
動物たちとのふれあいも可能で、広大な敷地内をのんびり歩きながら自然に囲まれて楽しむことができます。
園内にはベンチやカフェも多く、ゆったり過ごせる場所が豊富です。
おすすめプラン
・アドベンチャーワールドでパンダを見ながらゆっくり過ごし、動物たちとのふれあいを楽しむ。
・白浜温泉に宿泊し、動物園で癒された後は温泉でリラックス。
沖縄県:美ら海水族館で海の生き物たちと過ごす癒しの時間
沖縄県の美ら海水族館は、沖縄本島北部に位置する大人気の観光スポットで、妊婦さんにもおすすめです。
特に巨大なジンベエザメやマンタが泳ぐ大水槽は圧巻で、癒し効果抜群です。
館内はゆったりとしたスペースが確保されており、座ってゆっくり鑑賞できる場所も多いので、妊婦さんでも無理なく楽しめます。
さらに、周辺の自然も美しく、海岸沿いを散策することでリフレッシュすることができます。
おすすめプラン
・美ら海水族館で海の生き物たちをじっくり鑑賞し、癒しの時間を過ごす。
・水族館の周辺に広がるエメラルドグリーンの海岸で、のんびり散歩を楽しむプラン。
妊娠中の旅行に役立つお出かけ時の持ち物リスト
最後に、妊娠中の旅行やお出かけ時に、持っておくと便利なアイテムを紹介します。
・母子手帳
・健康保険証と診察券
・水分補給用のボトル
・圧迫感の少ないゆったりした服装
・むくみ防止用の着圧ソックス
・ハンディファンなどの暑さ対策アイテム
・カーディガンやブランケットなどの冷え対策アイテム
・妊娠中でも食べられるスナックやフルーツ
・使い捨てマスクやハンドジェルなどの衛生アイテム
これらを準備しておくことで、万が一の体調変化にも安心して対応できます。
特に健康保険証は必ず持ち歩くようにしましょう。
妊娠中の旅行保険に加入すればより安心!
妊娠中に旅行する場合、旅行保険に加入しておくと安心です。
旅行保険は一泊二日で数百円で加入できたりと気軽に入れるものが多く、旅行中の予測できないトラブル時に役に立つことがあります。
特に妊娠中は、体調に思わぬ変化が起こる可能性があるので、出発前に妊娠中でもカバーしてくれる旅行保険に加入しておくのがおすすめです。
妊婦に対応可能かは、問い合わせれば分かるので、万が一の事態に備えて加入を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ:体を労わりながら無理のないリフレッシュを!
妊娠中の旅行は、賛否が別れるところではあります。
適切な医療を受けられない可能性が出てしまう海外は避けた方が無難ですが、体調が安定していて、しっかりと準備を整えておけば、近場や国内なら妊娠中のいいリフレッシュにも繋がります。
当記事を参考に無理のない旅行やお出かけの計画を立ててみてくださいね!
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