【具体的なアイディアをご紹介】パパと協力して育児をするには情報共有が重要！　保育士監修

パパと一緒に育児をしたい、でも具体的にどんなふうに取り組んだらいいかわからない…という人もいるのでは？7歳・4歳の母で元保育士の筆者も、はじめのうちはうまくいかず夫婦ゲンカばかりでした。

いろいろと工夫を重ねてきた結果、夫婦で一緒に育児をするうえで重要なのは『情報共有』だという結論に。そもそも、家にいることがママに比べて少ないパパの場合、子どものこと・ママのことが見えていないことがたくさんあります。毎日の様子・困っていること・知っておいてほしいことなど、共有するために我が家がやってきたことをまとめました。

共有機能つきの育児アプリをフル活用

子どもが小さい頃の我が家に必須だったのは、共有機能つきの育児記録アプリでした。いろいろと試して落ち着いたのが「ぴよログ」。入力が簡単でサッと記録できるうえ、一日にあったことをひと目で確認できます。

仕事が終わって帰ってきたパパに「ごめん今日なにもできてないの…子どもがなかなか寝なくて」なんて説明するのは億劫なもの。ぴよログに入力しておけば、パパが帰り道にチェックして「今日は大変な日だったんだな」と把握できます。「帰ったらまずは抱っこを交代しよう」なんて考えておいてくれるとパーフェクト！生活を格段にスムーズに回せるようになります。

ぴよログは日々進化しており、現在はSiriを使った音声入力・Apple Watcでの入力にも対応。身長体重・体温・薬まであらゆる情報を記録できるので、子どもが大きくなった今も重宝しています。

インターネット上の育児情報を共有

本を読むのは大変でも、スマホでサッと確認できる情報なら頭に入りやすい…という人もいるのでは？我が家もパパがあまり育児本を読むタイプではなかったので、育児に関する情報はインターネット上で共有するようにしました。

たとえば、事故の事例・興味を持ちそうなおもちゃ・我が子と同じ悩みごとなど。SNSやニュースなどで気になった情報は、URLごとLINEやSlackでシェアして目を通してもらいます。

とくに、事故・事件の事例はしっかり共有しておきたいところです。誤飲・落下事故・トイレでの連れ去りなど、育児をするうえで意識しておきたい危険はたくさんあります。普段はママが見ることが多くても、パパに任せて出かける日や、買い物中にママが目を離すといったシーンはあるはず。安全に楽しく毎日を過ごすために、情報共有を意識してみてはいかがでしょうか。

消費者庁によるメール配信サービス「こども安全メール」や、警視庁が各地域で発生した犯罪発生情報・防犯情報などをお知らせしている「メールけいしちょう」などに、夫婦で登録しておくのもおすすめです。

パパ目線でのSNSはとくにおすすめ。夫婦ケンカを減らせるかも

我が家にとって一番大きな影響があったのは、パパが「パパとしてX(旧 Twitter)アカウントを始めた」ことでした。自分が発信をするというより、ママ・妊婦さんのリアルな声を目にしたインパクトは大きかったようです。

たとえば、つわり中のパパの匂いやちょっとした言動への苛立ち、赤ちゃんとの生活で思うように作業が進められないもどかしさ、など。わたしとしては「わたしがこんなに伝えているんだから聞いてよ！」と思ってしまうのですが、パパは「そんなにイライラする？」「もっとできるんじゃないの？」と思ってしまうことも…。それが、SNSを見ることで、自分の妻だけではない・みんな同じように感じるくらい大変なんだと理解できたとのことでした。

パパ目線でSNSを見てもらうことで視点が広がり、ほかのママたちに代弁してもらっている感覚で無駄なケンカも減らせたのは大きなメリットといえます。最近はママの様子をまとめたパパ向け本も多く出ていますが、リアルな声として知るほうがインパクトは大きいはず。本を読むのが苦手なパパさんも、SNSなら抵抗感が少ないかもしれません。

我が家の場合、パパがほかのパパアカウントとつながれたのもよかったポイント。実際に会ったり愚痴を言い合ったりできる関係になり、長男が小学生になった今も続いています。会社の同僚や親戚とは、リアルな家庭の愚痴・子どもの相談などはなかなかしづらいもの。SNS上で普段から価値観を共有しているパパアカウント同士だと、会話がスムーズにできるようです。

情報共有で日々の生活をスムーズに！やりやすい方法を探してみて

今回は我が家の情報共有アイディアをご紹介しましたが、パパママそれぞれのタイプ・仕事の仕方などによって向いている方法はきっと違うはず。ぜひ夫婦にとってやりやすい方法を探してみてください。

情報を共有することでお互いや子どもへの理解が深まれば、きっとこれまで以上にスムーズな家庭運営につながりますよ。

監修：ラッキーインダストリーズ

ラッキーインダストリーズは創立1934年の日本で一番歴史ある抱っこひもメーカーです。長い歴史の中、多くの子育てをサポートしてきました。私たちの想いである「AMAZING LIFE WITH BABY」を元に、様々な社会貢献活動に取り組んでいます。本コラムでの情報発信を通して豊かで実り有る子育てのサポートにつながれば幸いです。

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