元保育士のひなた葵です。
かわいい大事な自分の子どもなのに、かんしゃくを起こされたり、言うことをなかなか聞いてくれないときについイライラしてしまうことはありませんか?
今回は、自分の子どもにイライラしてしまった時の心のコントロール方法などをお話ししていきます!
どうすればいいのか困ってしまった時の参考にしてみてくださいね。
子どもにイライラしてしまうのはダメなママ・パパ?
「こんな小さな子にイライラしてしまった…」と自分はダメな親なんだと落ち込んでしまう人もいます。
でも、親だって人間なので、感情的になってしまうことはもちろんあります。
それ自体がいけないことでは決してありません。
ただ、いくらイライラしていても子どもの人格自体を否定するような言葉や手をあげるようなことは避けたいですよね。
直接子どもに対して何かをしなくても、物にあたっている姿を見せたりするのも子どもは怖い思いをしてしまいます。
怖い思いをすると、その印象が強烈に残って、何に対して怒られていたのかが頭に残らなかったりもします。
どうして怒られたか分かっていないから、また同じことをしてしまってより怒られるという負のループに陥ってしまうこともあるので、
「これをするとこうなるからやめよう」と子どもに伝わるように何がいけなかったのか、それをするとどんな困ったことが起きるのかを分かりやすく話してあげてみてください。
イライラした感情をクールダウンさせる方法は?
冷静に子どもと接しなくてはと頭では分かってはいても、イライラしてしまうと頭に血が上ってしまって、怒鳴ったり手を出してしまいそうになることもありますよね。
そんな時に、子どもも自分も傷つけてしまわないように、感情をクールダウンさせるアイディアをご紹介していきます。
安全を確保した上で子どもから離れる
カーッとなった時は、6秒我慢すれば衝動的な行動を起こしにくくなるというのは有名ですよね。
怒りの感情のピークは6秒ほどだと言われているので、「ヤバい」と感じたら周りに危ないものがないかを確かめた上で、トイレや隣りの部屋に一時的に避難するのもアリです。
トイレの中で深呼吸を繰り返しているうちに、沸々とこみ上げてきた怒りが少し引いていくのを感じることもできるでしょう。
後追いをする時期なら安全を確認したらサッとトイレに少しだけ避難してみてもいいと思います。
せっかく避難しても追いかけてきて覗かれてしまったら、1人になれないことに余計にイライラが募ってしまうかもしれません。
反対に後追いする時期が終わっていれば、「ちょっとトイレに行ってくる」など居場所を告げておけば、少しの間子どもを部屋に1人にしても、子どもも不安に思わず、お互いにクールダウンがしやすくなるのではないでしょうか。
誰かに話してみる
モヤモヤした気持ちがある場合、最近ならSNSに吐き出してみるのもアリでしょう。
同じような気持ちを抱えている人は身近にはいなくても、ネットには多数いることもあるので情報共有などもそこで行うことも期待できます。
また、自分の顔などを知られていないところなら本音で話すこともできそうですね。
リフレッシュする時間を作る
イライラすることが増えた時は、少しでいいので自分のために何かをする時間を作ってみるのもおすすめです。
育児に追われていると、なかなか自分の時間を持てないですよね。
そんな時は、
・自分のために温かい飲み物を作る
・おいしいスイーツをこっそり食べる
・好きな音楽を聴く
など、自分のために何かをするという時間を意識して増やすようにしていくと、心のバランスも取りやすくなっていきますよ。
つい怒り過ぎちゃった時はどうしたらいいの?
イライラして必要以上に怒り過ぎてしまったな、と後から気付いて反省することもあるのではないでしょうか。
そんな時の対処方法をまとめていきます!
普段から「大好きだよ」などと伝える
大好きなママ・パパに怒られてばかりいると、「もしかしたら自分のことが嫌いなのかな?」と子どもが不安に感じてしまうこともあります。
そんな時、普段から「大好きだよ」「かわいいね」などと子どもに伝えている習慣があれば、怒られた時に不安に思うことがあっても、自分は大切にされているということを知っていれば、過剰に不安になることはないはずです。
普段からの関係作りが大切になってくるので、積極的にプラスとなるような言葉を使って語りかけていきましょう!
一緒に話し合う
お互い落ち着いて冷静な時に、
「こういう時はどうしたらいいと思う?」
「いつもみたいに〇〇してたらどうなると思う?」
「今度からこうしてみたらどうかなぁ?」
などと、どうしたらいいのか一緒に考えるように話してみると、子どもが成長するきっかけになるのではないでしょうか。
子どもの年齢が低かったら、うまく話し合うことが難しいかもしれませんが、ここで完璧な回答が返ってくることが目的ではないので大丈夫です。
もっと簡単な言葉でもいいので、一緒に考えるきっかけが生まれればいいなと思います。
素直に謝る
しまったと反省したなら、その気持ちをそのまま素直に子どもに伝えてみましょう。
「さっきは怒り過ぎちゃったね、ごめんね」と子どもに謝ることも大切です。
大人だって親だって完璧なわけではありません。
大人だって間違うこともあるけれど、大切なのは間違えた後の対処方法だと思います。
自分が悪かったと思ったら素直に謝る姿を子どもに見せることは、情けないことではなく子どもの成長へのいい影響にもなるはずです。
困ったら専門機関に相談する
過剰に子どもを罵倒してしまったり、手を挙げてしまうことが我慢できないような状態であれば、1人で抱え込まず、専門機関に相談をしてみてください。
「そんなことを話したら酷い親だと叱られる」と不安に思うかもしれませんが、専門の相談機関なら感情などで判断せず、適切に親子共に良い環境となるように働きかけてくれます。
つらいと感じた時は、心の専門家や地域の保健師などに是非相談をしてみましょう。
少しずつ親子共に成長していけばOK!
親であっても、子どもに対してついイライラしてしまうことは誰にでもあります。
そういう時があっても過度に自分を責める必要はありません。
最近イライラしやすいなと気付いたら、自分自身を労わってあげましょう。
心身共に余裕が生まれれば、イライラもしにくくなっていくはずです。
私は、1日の中にちょっとしたご褒美タイムをちりばめるようにしていました。
育児や家事の手が空いたらキッチンでチョコを1つ食べたり、お風呂に入る時は子どもも使って大丈夫ないい香りの入浴剤を使うなど、すぐに実現できて、ちょっとだけいい気分になれるようなことを意識して生活に取り入れていました。
そういった方法も有効ですし、他にも「6秒ルール」を試してみたり、当記事で挙げたような対処方法を駆使して、毎日親子一緒に楽しく過ごしていけるといいですよね!
監修:ラッキーインダストリーズ
ラッキーインダストリーズは創立1934年の日本で一番歴史ある抱っこひもメーカーです。長い歴史の中、多くの子育てをサポートしてきました。私たちの想いである「AMAZING LIFE WITH BABY」を元に、様々な社会貢献活動に取り組んでいます。本コラムでの情報発信を通して豊かで実り有る子育てのサポートにつながれば幸いです。
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