産後

赤ちゃんと運動習慣を作れるベビーヨガに注目! ベビーヨガインストラクター監修

  • #ベビーヨガインストラクター

更新日 2023/05/02

元保育士のひなた葵です。ベビーマッサージ&ベビーヨガインストラクターの資格を持っています。また、私自身も8歳の女の子がいます。

皆さんはベビーヨガはご存知でしょうか?ベビーマッサージなら知っているという方も多いかもしれません。今回は、ベビーヨガがどういうものなのか解説していくと共に、家族で取り組める簡単なベビーヨガの方法などもご紹介していくので、是非試してみて、赤ちゃんとの絆を深めてみてください。

ベビーヨガって何?

ヨガとは心・体・魂を1つにするために古代インドで生まれたと言われています。呼吸法や瞑想、身体のポーズを取ることで心身のバランスが整っていくと考えられていました。現在のヨガは色々なアレンジも進み、健康促進やリラックス効果などを目的に日常に気軽に取り組めるような形になっています。そんな中で、ベビーヨガというものも親子の心を1つにするために行うようになりました。赤ちゃんとママが取り組むことで産後の体の回復を早める効果も期待できます。もちろん、赤ちゃんとパパが一緒に行うことも可能です。赤ちゃんと楽しくベビーヨガを行うことで、親子の結びつきを深め、赤ちゃんの発育サポートを期待できます。 

ベビーマッサージとの違いは?

では、ベビーマッサージとベビーヨガの違いは何でしょうか。どちらも赤ちゃんの心身の発達を促すものですが、その違いは行う方法です。ベビーマッサージは、寝ている赤ちゃんの顔や体を触って行いますが、ベビーヨガは赤ちゃんを持ち上げたり逆さにしたりとアクロバティックに動かしていきます。色々なポーズを取らせていくことで、赤ちゃんの運動能力の基盤を作っていくことができると考えられています。

 ベビーヨガで得られる効果は?

ベビーヨガで得られる効果についても見ていきましょう。

赤ちゃんとの絆を深める

赤ちゃんとのスキンシップは赤ちゃんと両親の絆を深めることが期待できます。忙しい毎日の中で、赤ちゃんとじっくり向き合う時間を作ることで、愛情もより深まっていくのではないでしょうか。

赤ちゃんの健康作り

ベビーヨガはストレッチとリラックスの動きを交互に行います。様々な動作を組み合わせることで、全身に心地の良い刺激を受けることができます。リラックスした赤ちゃんはストレスホルモンの分泌が減少し、免疫機能が高まるとされています。また、赤ちゃんの身体を動かすことで背骨の強化や関節の柔軟性を高め、運動機能を活性化していくことができると言われています。

母親の産後の体力回復

ベビーヨガで程よく全身を動かすことで全身の血流が良くなり、疲労物質が排出されて体力の回復を早めてくれます。妊娠期間中に弱くなっていた腹筋の回復もでき、ホルモンバランスの乱れなども整えていってくれます。

リラクゼーション効果

他の運動との違いは、ヨガにはリラクゼーション効果があることでしょう。身体の動きが心や魂にも作用すると考えられています。ベビーヨガを行うことで出産時に感じた『バーストラウマ』も赤ちゃんが解消することが期待できると言われています。これには諸説もありますが、そのぐらい深いリラクゼーション効果を得られるということでしょう。

ベビーヨガはいつからできる? 

ベビーヨガは動きを伴うので、発達段階に応じたものを行うことが大切です。ベビーヨガが行えるのは首がすわってからというのが前提条件となります。おすわりができるようになるまでは、無理な動きは行わず、ベビーマッサージのような寝たまま行う運動を基本とします。寝たまま行うヨガを『タッチヨガ』と呼び、撫でるように身体に優しく刺激を送っていきます。まだ寝たまま毎日を過ごしているので、少しお尻を動かす運動でも筋肉の緊張がほぐれて、いい刺激となります。

ベビーヨガはどのタイミングで行う? 

ベビーヨガは、運動を伴うので食後1時間以内は避けましょう。他にも、

・予防接種後24時間以内

・体調不良時

・ママのメンタルな不安定な時

なども避けてください。

ベビーヨガを行うと血流が良くなって、赤ちゃんが汗をかくこともあります。汗をかいたらすぐにお風呂に入れてあげたくなりますが、ベビーヨガの後は代謝が上がっているので、少し休憩をしてからお風呂に入れてあげると、赤ちゃんが呼吸を整えることができ、身体への負担がかかりません。

簡単にできる!ベビーヨガおすすめ3 

それでは、いよいよベビーヨガを実践していきましょう。今回は実践しやすい3つのマッサージをご紹介します。

 事前準備

事前準備として、床にマットや布団などを置いて、赤ちゃんの場所を作ります。ベビーヨガはマッサージオイルなどは使わないので赤ちゃんも着衣で行います。身体を動かすこと暑くなるかもしれませんが、お部屋を冷やし過ぎるのはNGです。目安は、大人が薄着で心地よく過ごせるぐらいの環境と思っておいてください。ベビーヨガを行った後は、赤ちゃんも汗をかいているので、しっかりと水分補給を行いましょう。

おひざ曲げ(首すわり期からOK

1.親は足を開き、背筋を伸ばして座り、股の間に赤ちゃんを寝かせます。

2.赤ちゃんの両方の足首を持ち、ひざをお腹から胸まで近づけていきます。

3.そのまま5~10秒キープしたら、ゆっくりと足を伸ばして戻していきます。

4.この動きを3~5回繰り返します。

これはガス抜きのポーズと呼ばれるものです。体内のエネルギーを動かす作用があるので、積極的に取り入れてみてください。股関節の柔軟を働きかける運動にもなります。

 ひこうき(おすわり期からOK

 1.親は背筋を伸ばして体操座りをしたら、赤ちゃんと向き合い、赤ちゃんを自分のすねにもたれさせるような状態にします。

2.赤ちゃんの脇の下を支えながら、ゆっくりと身体を後ろに倒し、横になります。(この時、赤ちゃんは寝ている親の膝の上にうつ伏せで横たわっているような状態になります)

3.赤ちゃんが落ちないよう気を付けながら足をゆっくり上下に動かします。

4.3回ほど繰り返したらゆっくりと起き上がり元の姿勢に戻していきます。

これが、ひこうきのポーズです。赤ちゃんの視点が変わるので、赤ちゃんの平衡感覚を養います。また、赤ちゃんの首や背筋を鍛えることもできます。親の腹筋を鍛えることもできますよ。

上に下に(はいはい期からOK

1.肩幅に足を開き、赤ちゃんを外向きに抱っこします。

2.片手は赤ちゃんの胸に回し、もう片方の手でおしりの下からしっかりと赤ちゃんを支えます。

3.息を鼻からゆっくりと吐きながら、スクワットをしていき、膝を曲げたら3秒ほどキープしましょう。

4.次にゆっくりと起き上がり、その際に赤ちゃんを少し高く持ち上げます。

5.しゃがんで持ち上げての動きを3回ほど繰り返します。

かなりハードな動きになるので、パパが大活躍するベビーヨガとなるでしょう。ママが行えばシェイプアップも期待できます。赤ちゃんの身体が上下に動くことで、バランス感覚を養って、運動能力が高まります。

 ベビーヨガはどこで学べる?

 ベビーヨガを学びたい場合、ヨガスクールが赤ちゃんと楽しめるプランを提案している教室を利用するか、市民講座のようなもので開催されているイベントに参加する方法などが挙げられます。ただ、ベビーマッサージと比べると、開催している教室も少ないので、手軽に始めるにはYouTubeなどに上がっている動画を参考にされると日々の生活に取り入れやすいかもしれません。

 まとめ

 ベビーヨガを初めて行うという方でも取り組みやすいマッサージを発達段階ごとにご紹介致しました。赤ちゃんの発達や健康状態をよく見ながら無理のない動きを行ってみてくださいね。難しく考え過ぎず、赤ちゃんと親子のリラックスタイムとして、日々の生活にベビーヨガを取り入れてみてはいかがでしょうか。赤ちゃんと楽しく身体を動かして、親子の絆を深めつつ、赤ちゃんの発達を促していきましょう。

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