働くママ・パパにとって、保育園は必須の存在。どう選べばいいのか悩みますよね。現在6才・4才の子どもを育てている元保育士のアヤも、我が子の保育園選びにはかなり苦戦。兄弟別園・引っ越しによる転園・保育園の対応に納得できず転園…と『保活』を繰り返してきました。今回はその経験も踏まえ、保育園をどう探したらよいか・見学時にどこを見たらよいかなどをまとめていきます。
まずは選択肢をピックアップ
まずは市役所に行き、保育園の申込期間・園の一覧などの情報をゲットしましょう。一覧のなかから、開園時間・延長時間などが条件に合うところをピックアップします。職場・家との距離を考え、どのあたりまでなら毎日通えるかを夫婦で相談してみてください。
続いて、保育園のホームページ・口コミなどをざっくりチェック。園が重視するポイントは、勉強・礼儀作法・習い事・宗教・自然派・自由遊び重視…など本当にさまざまです。ひとつひとつ見学に行くのはかなりの手間なので、「ここは我が家には合わなそう」という園はこの時点で抜いておくのがおすすめ。いろいろ見ているうちに「こういう雰囲気が好みだな」と見えてくることもあります。
リアルな声が知りたいときは、園庭開放(地域の親子が保育園で遊べる日)に参加してみてください。そこにいる保護者同士で情報交換をすると、「〇〇園は見学に行ったときこうだったよ」「△△園は友達が通ってるんだけど〜」なんて話を聞けることもあります。我が家はいまひとつな保育園に入園してから、「そこあんまり評判良くないよ」という話を聞きました…もう少し早く知りたかった!となったのを覚えています。
見学の日程を決める
気になる保育園をピックアップしたら、電話して見学希望を伝えましょう。
行く時間は、子どもたちの様子がわかりやすい平日午前中になることが多いかと思います。すでに仕事をしている方は、日程調整に苦労する可能性も…検討している保育園が多い場合、見学に行く優先順位を決めておきましょう。
見学時のチェックポイント
見学の仕方は保育園によってさまざま。部屋をひとつひとつ見て回る形で案内してもらうパターンが多いかと思いますが、なかには「自由に見学してください」というところもあります。説明してくれている保育士の対応はもちろん、見学者対応に参加していない保育士の動き・子どもへの声かけなどもチェックしてみてください。見学者を意識していない様子なら、普段の様子に近い姿としてイメージしやすいでしょう。
全体で話を聞くだけだと判断材料が少ないことも多いので、できるだけこちらから質問するのがおすすめ。質問・悩みなどに丁寧に向き合ってくれるようなら、今後の保育園生活を送るうえでも安心材料になります。質問しておきたい内容は、事前にリストにしておくとよいでしょう。
<見学時に聞いておきたいこと(例)>
- 慣らし保育の期間(入園後、早く迎えに来る期間がどれくらいあるか)
- 外遊びはどれくらいあるか(園庭がないとあまり外に出られないことも)
- オムツのルール(使用後オムツの持ち帰りはあるか・定額サービスや布おむつレンタルなどを導入しているか)
- 毎日の荷物量
- 水分補給の方法(水筒持参or保育園で準備)
- 安全面の配慮がされているか
とくに安全面に関してはニュースになることも多く、気になるところです。我が家が転園したのも「自由に遊べるぶん、子どもたちがどこにいるかを把握できていない」と発覚したのが理由のひとつでした。保育園では、他者の侵入・狭いところに隠れたまま意識を失ってしまうなどのリスクも。保育園側でどのように対応しているか、はじめに確認しておけばよかったと思っています。
見学時の服装・マナーは意識するべき?
見学するときの服装やマナーが入園に影響するのでは?と心配な人もいるかもしれませんが、認可保育園の入園について対応しているのは市区町村などの自治体です。そのため、当日の行動をそこまで意識する必要はないですよ。
認可外保育園の場合、申込みからすべてが保育園とのやり取りになります。入園を決めるのも保育園なので、気になるようであれば見学のアポを取る際に服装など確認しておくとよいでしょう。
見学は必須!親の勘も大切に、我が子に合う保育園を探してみて
いろいろと書いてきましたが、そもそも地域の保育園がパンパンで選ぶ余地なんてない!ということもあるかと思います。我が家も引っ越しで途中入園をしたことがあり、「空きが出たところに入るしかない」と悩んだことがありました。
とはいえ、選ぶ余地がなかったとしても、やはり見学には行っておいてほしいと思います。実際にその場に行き、保育士や子どもたちの姿を見たり接したりすると、「なんか違う」と感じることも。仕事復帰を考えると保育園にお願いするしかない!という状況はあるものの、とはいえ大切な子どもがいやな思いをするのは避けたいですよね。
悩むことも多く大変かと思いますが、自分の目で見て判断するのをぜひ大切にしてみてください。自治体によっては、ベビーシッター利用支援などの待機児童対策があることも。市役所に状況を相談してみるのもひとつの手です。
監修:ラッキーインダストリーズ
ラッキーインダストリーズは創立1934年の日本で一番歴史ある抱っこひもメーカーです。長い歴史の中、多くの子育てをサポートしてきました。私たちの想いである「AMAZING LIFE WITH BABY」を元に、多岐にわたる社会貢献活動を実践しています。本コラムでの情報発信を通して豊かで実り有る子育てのサポートにつながれば幸いです。
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