元保育士のひなた葵です。幼稚園や保育園はお子さんにとって初めて集団生活を経験する場所となります。お子さんやママ、パパにとってもドキドキがいっぱいの集団生活が少しでもスムーズに進んでいくよう、今回のテーマは入園前に身に着けておきたい10個の生活習慣についてお話ししていこうと思います。入園前の生活で下記に挙げることを意識して取り組んでおくと、入園後の生活の戸惑いも少なくなるのではないでしょうか。
10個の生活習慣
早速ですが、身に着けておきたい生活習慣を10個見ていきましょう。優先順位が高い順に挙げていきますが、これらを絶対身につけなくてはいけないわけではないので、無理なく親子で取り組んでみてくださいね!
①早寝早起きの習慣
早寝早起きは生活リズムを整える基本となります。入園が決まったら、少なくても1ヶ月は前から登園に間に合う時間に合わせて起きられるようにリズムをつけていくと、入園後もスムーズになります。慣れない園生活に順応するのと合わせて、これまでとは異なる生活リズムとなると、お子さんも保護者の方もどちらも負担となりかねないので、余裕を持って早寝早起きの習慣をつけておきましょう。
②食生活を整えておく
こちらも園生活の食事の時間に合わせて、食事をする習慣をつけておくと安心です。幼稚園の場合、おやつの時間がない場合もありますよね。これまでならお腹が空いたらいつでも食べられたものが、お給食の時間までご飯が食べられなくなると、お腹が持たなくてつらい思いをしてしまうこともあります。そうならないよう、入園予定の園の食事のリズムに合わせて、食事の時間頃までお腹が持ったり、その時間にはお腹が空くように活動をする習慣をつけておくのがおすすめです。
③排泄の練習をする
園によっては、和式トイレしかないというところもあります。その場合は、入園してから戸惑うことがないよう、事前に和式トイレの使い方を練習しておくと安心です。ただし、トイレトレーニングも含め排泄は個人の成長の差も激しいので、入園前に絶対にオムツを外そうと無理に頑張らなくても大丈夫です。お子さんの様子を見ながら、排泄の練習を進めていくことが大切です。
④衣類の着脱の練習をする
入園すると、スモックを着たり体操服に着替えたりと、自分自身でお着替えをするシーンも出てきます。着脱に困っていれば、先生も手伝ってくれますが、お子さんが慌ててしまうことがないよう、あらかじめ着脱の練習をしておくといいでしょう。その際に、脱いだ服を着やすくするために、裏返しになったものを元に戻すことなども教えておいてあげるとよりスムーズに園でのお着替えに臨めます。
⑤言葉で気持ちを伝える練習
初めての集団生活では思うようにいかないこともたくさん出てくるはずです。そんな中で困った場面に直面した際に、何に困っているのか、どうして欲しいのかを先生やお友達に伝えられるよう、日頃の生活から促してあげたいところです。家族の場合、毎日一緒にいるので、言葉で表さなくても、どうして欲しいのかななどを汲み取れて、先回りして動いてあげることもあるかもしれませんが、あえて「どうしたの?」「どうしてほしい?」などと聞いて、言葉で表す練習をしていくといいかもしれません。
⑥お片付けの習慣をつける
園生活では活動の節目にお片付けの時間が出てきます。先生がお片付けを促してはくれますが、家庭でも使ったら元の場所に戻す習慣をつけておくと、よりスムーズにお片付けに取り組むことができるはずです。
⑦名前を呼ばれたら返事をする練習をする
初めての集団生活で緊張してなかなか自分を出せない子も珍しくありません。そんな中でも、名前を呼ばれたら返事をするといったところから、段々とコミュニケーションを広げていけるといった子もいます。他にも挨拶や「ありがとう」「ごめんね」といった言葉が使えるようになっておくと、より円滑にお友達と関わることができるでしょう。
⑧歯磨きの習慣をつける
園によっては、給食やおやつの後に歯磨きを行っているところもあります。もし、行っていなくても、食後は歯磨きを行う習慣をつけておけば虫歯の予防に繋がっていくので、清潔な口腔内を保つためにも歯磨きの習慣をつけておきましょう。
⑨手洗い・うがいの習慣をつける
コロナ禍を経験したということもあり、園での手洗い・うがいを従来よりも強化している園も多いと思います。また、お子さんが感染症にかかるのを防ぐためにも、早いうちから正しく手洗い・うがいを行う習慣をつけておきたいところです。指の隙間までキレイに洗えているかなどをチェックしてあげましょう。うがいは感覚を身に着けるまで時間がかかることもあるので、焦ることなく練習をしておくと慌てなくて済みます。
⑩ハンカチ・ティッシュを使う練習をする
ハンカチやティッシュといった身に着けて持ち歩く小物も自分自身で扱えるようになるとより安心です。クシャミをしたら鼻水が出てしまったなどの予期せぬトラブルが起きた時に慌てず対応できるように、普段からお出かけ時にはリュックなどを持たせて、ハンカチやティッシュを自分で管理して扱える習慣を身に着けておくのがおすすめです。
特に優先度が高いのはどれ!?
10個の生活習慣を入園前に全て身に着ける必要はありません。お子さんの成長を楽しみながら、上記に挙げたような項目を「できたらいいな」と掲げ、1つずつ増やしていければいいのではないかと思います。その中で、最初に取り組むとしたらどれがいいのだろうと悩まれる方もいるかもしれません。上記の中で特に大切だと思われるのは、①早寝早起きの習慣ではないでしょうか。生活リズムが整えば、心身の健康が整いやすくなります。そうなると様々な活動に意欲的に取り組むことができるので、まずは園の生活に合わせた生活リズムを整えていくのを優先にすることをおすすめします!
早寝早起き習慣をつけるにはどうしたらいい?
早寝早起きを習慣づけていくには、
・決まった時間に布団に入る
・決まった時間に起きる
をコツコツと続けていくことでしょう。こう書くと「そんなにうまくいかない!」と思われるかもしれませんが、すぐに就寝できなくても決まった時間にとりあえずお布団に入る習慣をつけることに意味があります。
我が家の子どもも寝るのが下手で、お布団に入ってから2時間も眠れずおしゃべりしている夜もありました。それでも諦めず、例えば20時と決めたらその時間にはお布団に入るようにすると段々その時間に眠る習慣がついてくると思います。寝る前は絵本を読んだり、オルゴールを流すといった毎日行う入眠儀式を決めると、より眠るのがスムーズにいくはずです。
無理なく楽しみながら入園準備を整えていこう!
今回身に着けておきたい10個の生活習慣を挙げましたが、あくまで一例です。親子で入園後の生活をイメージしながら、楽しみながら新しいことにチャレンジしていけるのが1番大切なことだと思います。これから始まる園生活をイメージしながら、少しずつ入園準備を整えていきましょう!
監修:ラッキーインダストリーズ
ラッキーインダストリーズは創立1934年の日本で一番歴史ある抱っこひもメーカーです。長い歴史の中、多くの子育てをサポートしてきました。私たちの想いである「AMAZING LIFE WITH BABY」を元に、多岐にわたる社会貢献活動を実践しています。本コラムでの情報発信を通して豊かで実り有る子育てのサポートにつながれば幸いです。
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