産後

人見知りに悩むパパ必見!赤ちゃんの人見知りの原因は?対応法もご紹介  保育士監修

  • #保育士

更新日 2023/04/04

生まれてすぐはほにゃほにゃだった赤ちゃん。成長とともにニコニコするようになり、かわいさは増すばかり…と思っていたら、ある日突然パパの抱っこで大泣き!どうして?なんて悩む声を耳にすることがあります。それは、赤ちゃんの『人見知り』によるもの。今回は、乳児さんを中心に約10年間保育士を努め、現在は3才・5才のママであるアヤが人見知りの原因や対応についてご紹介します。

「人見知り」とは?

人見知りとは、赤ちゃんが慣れていない大人に対して警戒する素振りを見せることです。泣いたり、顔を背けたり、固まったりと表し方はそれぞれ。「成長の証」と言われることもあり、多くの赤ちゃんに見られる姿です。

赤ちゃんが人見知りをする時期と理由

赤ちゃんの人見知りはいつからいつまで?

多くの赤ちゃんが通る道といっても、一体いつごろなるの?どれくらいで終わるの?と気になる人もいるでしょう。人見知りは、生後半年を過ぎるころから表れることが多いと言われています。とはいえ、時期・程度ともにさまざま。すぐに終わる子もいれば、2〜3才ごろまで続く子もいます。なかには、まったく人見知りをせずに大きくなっていく子もいますよ。

「ほかの子は落ち着いたのに、うちの子は人見知りが終わらない」「まったく人見知りしないなんて発達的に問題があるのでは」なんて気になることもあるかもしれませんが、個人差がとても大きいもの。何か気になることがあるとき・どうしても心配なときは、最寄りの子育て支援センターや自治体の担当窓口などに相談するのもひとつの手です。

赤ちゃんはなぜ人見知りするの?

赤ちゃんが人見知りをし始めるのは、いつも見ている人・見慣れない人を区別できるようになったからです。普段メインで関わってくれている人との愛着関係がしっかり育まれてきた証拠ともいえます。おうちでママがメインで見ているご家庭であれば、会社から帰ってきたパパに人見知りをする…なんてこともあるでしょう。激しく泣いたり、顔を背けたりする姿はショックが大きいですよね。とはいえ、これは「この人は知らない」「きらい」といった感情から来ている姿ではありません。赤ちゃんの人見知り行動は、相手に近づきたいという思いを含む葛藤であるという研究結果(※)もあります。安心できる存在を少しずつ増やしていく赤ちゃんの成長過程と捉え、ゆったり関わっていけるといいですね。

※参考論文:“Shyness in early infancy: Approach-avoidance conflicts in temperament and hypersensitivity to eyes during initial gazes to faces“(人見知りの赤ちゃんは接近したい気質と避けたい気質が葛藤している。最初に顔を見る時は相手の目に敏感である。)doi: 10.1371/journal.pone.0065476

赤ちゃんの人見知りへの対処法をご紹介

でも、泣いてしまう赤ちゃんにどう接したらいいの?と悩むことも多いはず。保育士は、人見知りが激しい時期の赤ちゃんをお預かりすることが多くあります。そんなときどうしてきたかを踏まえて、ママ・パパの接し方についてご紹介しますね。

焦らずゆったり関わる

まず大切なのは、焦らずゆったり関わることです。赤ちゃんに泣かれると、「どうしよう!」と焦ってしまうことも多いですよね。大切だからこそ、早くどうにかしてあげなくちゃ!と慌ててしまいがちです。でも、赤ちゃんはまわりの反応をよく見ています。まわりが焦ってしまうと、それを察して余計に落ち着きにくくなってしまいがち。まずは大人がしっかり落ち着き、「大丈夫だよ〜」というゆったりした雰囲気を作ってあげましょう。

子どもが落ち着いて過ごせるようにする

赤ちゃんが落ち着いて過ごせるようにするのも大切です。人見知りをされている人が無理に赤ちゃんとの距離を詰めたり、落ち着ける大人がその場にいるのにあえて抱っこして泣かせたり…といったやり方は避けたほうがよいでしょう。たとえば、ママが抱っこして落ち着いている・パパが抱っこしようとすると泣いてしまうといった状況なら、「ママが抱っこしたまま一緒に過ごす」でOK。一定の距離を保つことで笑顔が見えたり遊べたりしているなら、その距離をしばらくキープしましょう。無理に慣れさせず、落ち着いて過ごせるようになってきてから少しずつ関わりを増やしていくのがポイントです。腰抱っこができるスリングタイプヒップシートタイプの抱っこひもなら、赤ちゃんが抱っこの安心感を得つつまわりを見回しやすいですよ。落ち着いて過ごせそうなら、さりげなくスッと降ろせるのもGood。本人のペースを大切に関わるサポートアイテムとして、ぜひ検討してみてください。

ママ・パパが揃って楽しく過ごす時間を増やす

ママ以外嫌!状態の赤ちゃんにとっては、「ママが楽しそうに話している人」=「安心できそうな人」と考えられます。そのため、パパ見知りを終わらせるには「ママ・パパが揃って楽しく過ごす時間を増やす」のもよいでしょう。自然に一緒に過ごすうちに、いつのまにかパパ見知りが終わっていた…なんてこともあるかもしれません。あえてママがいない時間を作り、パパと2人時間を増やすことで仲良くなれた!と耳にすることもあります。ただし、この場合ママは外出する(もしくは気配を消す)ほうがよいでしょう。気配を感じると「なんでママがいるのに来てくれないの!?」と余計泣いてしまう可能性もあるので気をつけてくださいね。

人見知りは赤ちゃんが大きくなった証拠。ゆったり構えて乗り越えよう

赤ちゃんが自分を見て泣くというのは、なかなかにショックなもの。成長の証とはいっても、一刻も早く終わってほしいですよね。急がば回れの発想で、できるだけ焦らず少しずつを意識していきましょう。赤ちゃんのペースを大切にすることで、きっとすてきな関係が築けますよ。

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