産後

【実例レシピ付き】初めてのママも安心の「離乳食がうまくいく4つのポイント」 食育インストラクター監修

  • #食育インストラクター

更新日 2023/08/18

元保育士のひなた葵です。今回のテーマは離乳食の進め方についてお話ししていこうと思います。私自身も8歳の女の子がいます。娘はかなりの偏食児で食べられるものを数えた方が早いほどでした。何とかしたい一心で食育インストラクターの資格を取得したので、その知識と実体験を混ぜて、分かりやすくお話ししていきたいです。これから離乳食を始めていく方の参考になれば嬉しいです。

離乳食とは?

離乳食は、これまで母乳やミルクだけを飲んでいた赤ちゃんが、食材を通して栄養を摂取していく過程の食事のことを指します。固形のものを食べたことがない赤ちゃんなので、当然私たちのような食事をいきなり食べることはできません。月齢や成長に合わせて、与える食品の形状を変えて、無理なく食事を摂っていけるように練習をしていくのが離乳食となります。赤ちゃんの次なる成長を目指して、楽しく離乳食に取り組んでいきましょう。

離乳食の進め方は?

離乳食の進め方イメージ離乳食は以下の4つの時期に分かれます。

食育インストラクター監修離乳食チャート

上記はあくまで目安なので、赤ちゃんの成長や体調に合わせて適した形状や量をあげていきましょう。 

離乳食の押さえておきたい4つのポイント

離乳食の押さえておきたい4つのポイントイメージ離乳食を進めていくうえで、知っておきたいことを4つ挙げてまとめていきます。 

初めての食材は平日の午前にあげる

 新しい食材をあげる時はアレルギーを警戒して、午前中にあげるようにするのが基本です。まずは1さじから始めて、よく様子を見て変わった様子がないかを確認します。食べた後に、吐いてしまう、機嫌が悪い、蕁麻疹が出るなどいつもと違う様子が見られたらすぐに病院に連れて行くことができるよう病院が開いている診療時間内に初めての食材はあげるようにしていきましょう。

お座りが安定したら足が床に届く椅子に座る

赤ちゃんが座れるようになったら床に足が届く椅子に座らせるのも大切です。足の位置が固定されると嚙む力も育つと言われています。赤ちゃんが食事に集中するためにも、足が宙に浮いてしまわない椅子を用意しましょう。

 少しでも離乳食が進んでいけばOK

 赤ちゃんの離乳食が思ったように進んでいかないと焦ってしまうかもしれません。我が家もそうでした。でも、この頃の赤ちゃんは成長に必要な栄養はおっぱいやミルクから摂れています。食事はまだ食べる練習の段階なので、「野菜を食べない」「魚を食べない」などと悩まなくても大丈夫です。食べないことに悩まずに、何が嫌で食べないのかに着目し、形状や種類を変えて様子を見ていくといいかもしれません。また、月齢が上がってくると栄養バランスが気になってくるかもしれませんが、その日の食事で考えず、1週間ぐらいの期間で少しでもおっぱいやミルク以外のものが摂れていたらいいぐらいの気持ちで大丈夫です。

 色々な食事に慣れさせる

 赤ちゃんによっては、こだわりなどがあって、新しい食材にチャレンジするのを嫌がることもあります。また、この食材は食べないといったものも出てくるでしょう。食べられないものがあっても、マイナスには捉えず、無理に克服させるようにしなくても大丈夫です。ただし、大人の食卓には出して、食べている様子を見せたり、たまには一口あげてみるなど、その食材を徹底排除のようにするのは避けておきます。大人が食べている様子を見ていくうちに、赤ちゃんも食べる意欲が湧いてくるということも珍しくありません。

離乳食の1回の量は?

赤ちゃんが初めて口にする母乳やミルク以外の食事が離乳食となります。初めての食事はどのぐらいの量をあげたらいいのか迷うのではないでしょうか。あくまで目安ではありますが、離乳食の1回量をまとめていきます。

食育インストラクター監修離乳食チャート

時期ごとの離乳食の量の目安を表にしてみました。食後は離乳食の進み具合に応じて、母乳やミルクをあげてください。

季節ごとの離乳食レシピ

離乳食を作る場合、旬の食材を使ったり、目で見ても楽しめるような食事を用意して、赤ちゃんと一緒に日々の食事を楽しみたいところです。今回はその一例として、簡単に作れる季節ご飯として七夕そうめんをご紹介します。

★七夕そうめん(離乳食中期~後期)

材料:1人分

そうめん15g

オクラ2分の1本

トマト15g

卵1個

だし汁150cc

醤油 少々

作り方

①薄焼き卵を作り、星型で抜く

②そうめんを茹で、食べやすい大きさに切る

③トマトをレンジで加熱し、皮と種を取り除いた部分を細かく刻む

④オクラを柔らかく茹でて、薄切りにする

⑤だし汁に醤油を加えてつゆを作る

⑥お椀にそうめん、つゆを入れ、上から具材をトッピングしたら完成

簡単に作れ、カラフルで見た目も楽しい季節のレシピが簡単に仕上がります。

離乳食は冷凍ストックも可能!

離乳食は段階にもよりますが、裏ごしが必要だったりと手間も多いと思います。そんな時、時短調理に役立つのは、作ったおかゆや野菜ペーストを製氷機に入れて冷凍し、フリーザーバッグに入れて保管しておく方法です。約1週間、冷凍庫で保存しておくことが可能なので、時間がある時にまとめて作っておくと、ストックの中から離乳食を取り出すことができて便利です。私もおかゆや野菜ペーストを保存しておき、パサパサになりやすいたんぱく質だけはその場で作って提供するという方法を使っていました。これなら1品だけ作れば、ストックの中から残りを取り出すだけなのでとても楽でした。ただ、安全に冷凍保存するには注意点もいくつかあるので、そちらを挙げていきます。

★安全に離乳食を使うための注意点

・新鮮な食材を使って調理する

・冷めてから冷凍する

・密閉できる容器に入れる

・常温解凍せずに再加熱する

・1週間以内に使い切る

まだまだ赤ちゃんは消化器官が未熟なので、衛生管理に気を付けながら離乳食を進めていきましょう。

まとめ

離乳食と聞くと、難しそうなイメージがあって構えてしまう方もいるかもしれません。その時期を過ぎた私からできるアドバイスは「完璧を求め過ぎないこと」です。まだ赤ちゃんは食事を始める練習段階なので、食べが悪い日があっても大丈夫です。離乳食の量や栄養バランスなどにとらわれ過ぎず、楽しみながら進めていきたいところです。少量を毎回作成するのは手間なので、まとめて作ったものを冷凍して、時短を図りながら離乳食をあげてみてくださいね。

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