元保育士のひなた葵です。子どもの初めての習い事は何にしますか?初めての経験に、親子でわくわくドキドキするのではないでしょうか。今回は「初めての習い事はいつ頃からがおすすめなのか」、「どんな習い事を選べばいいのか」などの気になることをまとめていきます!初めての習い事に悩んだ時の参考にしてみてくださいね。
最初の習い事はいつから始める?
最近では0歳から始められる習い事も増えてきています。例えばベビーマッサージなら生後2~3ヶ月頃から、ベビースイミングなら生後6ヶ月頃から始めることが可能です。この頃の習い事は、親子で楽しめたり、親子のコミュニケーションを強化するのを目的としているものも多くなっています。同じぐらいの月齢の子どもが集まることも多いので、保護者の方のコミュニケーションの場として活用されることもあります。
一方、入園を迎える3歳頃から始まる習い事は、子ども自身の能力を高めることを目的としているものが増えてきます。例えば、バレエなどのダンス系の習い事や、サッカーなどのスポーツ系の習い事などが挙げられます。3歳頃になれば、子どもが自分自身で体をコントロールできるようになってきたり、先生の話を理解して行動できるようになるといった背景から、本格的な習い事は3歳頃から始まるものが多くなっているようです。
習い事をするメリットは?
子どもが習い事をするメリットは以下のようなものが挙げられます。
心身の発達にいい刺激を与える
子どもの脳は3歳頃までに約80%が形成されることはご存知でしょうか?脳が著しく成長していく時期には、どんどんといい刺激を脳へと与えていってあげたいところです。刺激といっても難しく考える必要はなく、習い事などを通じて、親子で楽しく新しい経験をすることで充分いい刺激を受けることができます。
大切なのは、子どもが楽しく色々なことに挑戦していけることなので、早期教育と張り切って勉強系の習い事にこだわらなくても大丈夫です。プロによる子どもの年齢に見合った適切な指導を受けていくことで、心身の発達の土台作りを行っていくことが期待できます。
自分に自信がつく
小さな頃から新しいことにチャレンジすることで、取り組む意欲や学ぶ喜びを培っていくことができます。目標を決めて、そこに向かって頑張り、達成できた喜びや楽しさを積み重ねていくことで自分に自信が持てるようになっていきます。最近は、自己肯定感を高めることに注目されていますよね。こうした習い事を通した小さな成功体験の積み重ねは、自己肯定感を高めるのにもぴったりな経験となりますよ。
集団生活の練習になる
集団生活が始まると、これまでお家で過ごしてきたリズムと大きく変わることになります。また、保護者の方と離れて、お友達や先生と長い時間を過ごしたりと、子どもを取り巻く環境も変わっていきます。これまで余り保護者の方と離れる機会のなかった子どもの場合、保護者の方と離れたくなくて泣いてしまうことも珍しくありませんが、少しでも楽しく集団生活を迎えてもらえるよう、習い事をすることで、その練習を行うこともできます。他にも、きちんと座っていられるように英語などの授業形式の習い事を行えば、椅子に座る習慣を培っていけ、無理なく集団生活を送っていくことができるのではないでしょうか。
最初の習い事のおすすめ3選
初めての習い事は、それまでの生活で子どもが興味がありそうなことを選んでもらえればいいと思います。体を動かすのが好きなのであれば体操教室、お絵描きが好きな子なら絵画教室などもいいですよね。基本的には子どもの興味に合わせて習い事は選べばいいですが、よく選ばれるおすすめの習い事も3選ご紹介していきます。
スイミング
スイミングは、水の中で全身を使って運動をするので基礎体力を高めていくことができると言われています。心肺機能を高める効果も期待でき、丈夫な体作りをしていくことができるので、初めての習い事としても人気があります。また、小さな頃からスイミングの経験をしておけば、無理なく水に慣れていくこともできます。スイミングを習っていない場合、園生活や学校でスイミングを体験する時に、水に顔をつけるのを怖がる子も少なくありません。スイミングや水遊びの時間は子どもたちにとって、お楽しみとなるような時間でもあるので、周りの子と一緒に楽しめるように最初の習い事にスイミングを選ぶ方も多くなっています。
体操教室
色々な種目に挑戦できる体操教室も、バランス良く体を発達させることができるので人気です。自分の順番が来るまで並んで待つことも多いので、順番を守ったり決まりを守ることを身に着けるいい経験となります。小さな頃からこういったルールを身に着けておくと、集団生活に入った時に戸惑うことなくスムーズに順応していくことが期待できます。
英会話
小学校でも英語が必修教科となったことで、この先英語を学んでいくことがますます重要視されていきます。そんな英語ですが、幼い時に取り組むことで、日本語にはない発音も聞き取れるようになることが分かっています。小さな頃から当たり前のように英語が身近にある環境で生活をしていくことで、学校で英語の授業が出てきても苦手意識を持つことがなかったり、恥ずかしがらずに英語を話すことができるようになっていきます。勉強として構えるのではなく、ゲームや遊び感覚で小さい頃から英語に触れておくと、子どもも楽しみながら学んでいくことができるのではないでしょうか。
これってどうなの?気になる習い事のアレコレ
習い事を始めるとき、少しでも長く楽しく通えるように様々な工夫をすると思います。でも、これまでに習い事の経験がないと、子どもの負担にならないかな?など心配になることもあるかもしれません。そこで、気になる習い事の疑問アレコレを見ていきましょう!
友達と一緒に習い事をスタートするのはちょっと危険かも
幼稚園や保育園で仲良くなったお友達と一緒なら楽しく習い事に通えるかも!とお友達と一緒に習い事を始める計画を立てる方もいますが、必ずしも順風満帆に行くとは限りません。
・お友達の家庭との金銭感覚の差でモヤモヤ
・お友達との技術の差が習い事で出てモヤモヤ
・お友達と技術の差でクラスが別れてしまって一緒に通えない
などのモヤモヤが出てしまう可能性もあります。もちろん一緒に通える習い事もあるので、お友達と一緒に習い事を始める場合は、上記に挙げたようなモヤモヤが出てしまう要素がないかも確認しておくと安心できるかもしれません。
無料お試しがおすすめ!
気になる習い事に無料お試しレッスンがあれば、そちらを利用して教室の雰囲気を探ってみるのもいいでしょう。同じ習い事でも先生によってクラスの雰囲気が変わることは珍しくありません。これは相性になるので、実際に見てみないと分からないことです。いざ習い事を始めてから「思っていた雰囲気と違った」とガッカリしてしまうことがないように、無料お試しがあるなら利用してみて損はないです!
習い事は負担のない程度にしよう
習い事は魅力的なものが多いですよね。スポーツ系、勉強系、芸術系…、やれるならあれこれやらせたくなってしまう気持ちも分かります。どの分野も小さい頃から始めた方が早く成果に繋がるかもと考えがちですが、新しい環境に小さな子どもが順応するにはとてもエネルギーが必要です。たくさん習い事を詰め込んで、「習い事疲れ」を起こしてしまって、日々の生活リズムに影響が出てしまっても良くないので、最初のうちは週に1度か2度ぐらいの習い事のペースにしておくと、無理なく子どもも新しいことに挑戦していけるのではないでしょうか。
親子で楽しく取り組める習い事が成長のカギ!
子どもが習い事に取り組めば、家庭だけでは体験できないような様々な経験を積むことができ、子どもがぐんと成長するチャンスにもなります。せっかく習い事をするならば、勉強系の学習タイプのものを!と思われる保護者の方もいらっしゃいますが、1番大切なのは子どものやる気があるかどうかです。興味のない習い事の場合、習い事に行くこと自体を嫌がってしまい、親子の揉め事の種となってしまう場合もあります。子どもに身に着けてほしいものを初めての習い事に選びがちですが、子ども自身が興味を持っていることを習い事に選んだ方が、習い事が長続きし、経験もその分積んでいくことができるので、親子で楽しく取り組める習い事を選ぶのがおすすめです!
監修:ラッキーインダストリーズ
ラッキーインダストリーズは創立1934年の日本で一番歴史ある抱っこひもメーカーです。長い歴史の中、多くの子育てをサポートしてきました。私たちの想いである「AMAZING LIFE WITH BABY」を元に、多岐にわたる社会貢献活動を実践しています。本コラムでの情報発信を通して豊かで実り有る子育てのサポートにつながれば幸いです。
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