産後

寝かしつけにお悩みのママ・パパ必見!新生児~3ヵ月の赤ちゃんをねんね上手にする5つのコツ 乳幼児睡眠コンサルタント・ねんねママ監修

  • #乳幼児睡眠コンサルタント

更新日 2023/05/24

赤ちゃんのお世話は重労働。特に生まれたばかりの頃の赤ちゃんは泣いてばっかりで、どうしてあげると良いのかまよってしまうこともありますよね。お世話の中でも大変なことの1つが寝かしつけ。なかなか寝てくれない赤ちゃんたちを寝かせるのは毎日大変。できればなるべく早いうちにねんね上手になってくれないかな…なんて思う方も多いのではないでしょうか。この記事では乳幼児睡眠の専門家であるねんねママが、0〜3ヶ月の赤ちゃんをねんね上手にしていくために欠かせない5つの要素について解説します。

寝やすい環境を整える

赤ちゃんにとって、睡眠環境はとても大切。睡眠環境次第で、夜泣きや寝ぐずりなどのトラブルが起こるかどうかも変わってくるほど重要です。睡眠環境は「安全性」「光環境」「室温」の3つの視点でチェックしてみてください。

安全性

赤ちゃんを一人にしておいても問題ない環境が作れていますか?ねんね上手になってもらうためには、「見守る」ことが大事なのですが、安全な環境でなければ見守りはできません。

<やりがちなNG行為>

・大人のベッドに添い寝

・ベッドガード、ベッドインベッドの使用

・枕や掛け布団の使用

・ぬいぐるみやクッションを置く

・充電ケーブルが触れる場所にある

転落や窒息のリスクを避けるため、上記の項目に当てはまることがある場合は睡眠環境の変更を検討してみましょう。

光環境

光は睡眠と深い関係があります。人は明るい時に起きて、暗い時に眠るように体ができているので、光を浴びると眠りづらくなります。そのため、寝室を遮光することは寝やすい環境づくりには大切なポイントになります。朝、光を浴びて目覚めるのはとても良いことですが、一方で特に夏は日が昇るのが早く、まだ起きてほしくない時間(4時半や5時ごろなど)に起きてしまうということが考えられます。それを防ぐためにも寝室は遮光し、起きる時間になったらカーテンを開けて(もしくは別の部屋に移動して)日光を浴びるようにしましょう。

室温

ぐっすり眠るためには快適な室温であることも重要です。エアコンは体に悪いのではないか?と抵抗を持たれる方もいらっしゃるのですが、使い方次第ですので、ぜひ味方にしていただきたいです。赤ちゃんは体温調節機能がまだ未熟なので、部屋の温度が上がりすぎると体温も過度に上昇してしまい危険なのです。使い方の注意点としては、エアコンの風を直接体に当てないようにすることです。必要以上に体温が奪われてしまったり、乾燥してしまったりすることにも繋がるので、風の向きに気をつけながら暑すぎることのないように室温を調節してください。夏の時期、室温26℃程度なら肌着のみでもOK。新生児は大人+1枚、1〜3ヶ月は大人と同じくらいの服装のイメージで、汗ばまない程度に調節をしてあげましょう。

昼夜のリズムを意識

生まれてすぐの赤ちゃんには昼夜の感覚があまりありません。夜しっかり寝てもらうためには、昼と夜を教えることが大切です。そのために必要なのは「日中は明るく、夜は暗くする」ことです。

朝〜日中は明るく、夕方には少し明かりを落とし始めて、夜寝るときは真っ暗に近づけましょう。朝起きたらカーテンを開けて、窓際で15分以上日光を浴びると体内時計がリセットされて、生活リズムを作っていくことにつながります。そして夜寝るときには真っ暗が理想なのですが、授乳やオムツ替えなどお世話に照明が必要な場合、床置きのライトを使用し、光源が直接目に入らないようにしましょう。

適度なお昼寝

「昼寝しすぎると夜寝られない」というイメージがあるかもしれませんが、赤ちゃんはまだ体力がついていないので、すぐに疲れてしまいます。長く起きていると脳がイライラ信号を出し、どんどん眠りづらくなってしまいます。そうなると寝ぐずりしたり、背中スイッチが入りやすくなったりなど睡眠トラブルの元となります。赤ちゃんが起きていられる時間の目安は、新生児〜1ヶ月で1〜1.5時間程度、2〜3ヶ月で1.5時間程度(体力がある赤ちゃんだと2時間平気な子も)です。あくまで目安ではありますが、そのくらい起きていたら次の眠い時間が近いと意識してお子さんを観察してみてください。一方で、連続で3時間以上お昼寝してしまっているときは、昼夜逆転を防ぐためやさしく声をかけて起こしてあげましょう。

寝る場所を教えていく

低月齢の頃は抱っこでしか寝ない、授乳でしか寝ない、というのは一般的なことですので気にしすぎる必要はありません。しかし、寝る=ママの腕の中、という認識をしてしまうと、いざベッドに下ろされたときに「なぜ下ろされてる?!僕(私)の寝る場所はここじゃない!」と泣いてしまうことにつながります。寝かしつけは授乳でも抱っこでも良いので、“本来はどこで寝るものなのか”だけは伝えておけるとよいでしょう。具体的には、言葉で「ここで寝るんだよ」と言い聞かせる、寝かしつけ開始時には一度ベッドに下りる、泣いても少し見守る、ウトウトしているタイミングでベッドに下ろしてみる、などが寝床を教えることにつながります。

泣いても大丈夫!


小さな赤ちゃんはよく泣きます。もし仮に完璧にお世話をしていたとしても、それでも泣くものなのです。泣き声を聞くとつらい気持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんが、泣くことで身に付く能力もあります。ねんね力がその1つ。泣いてもすぐに抱き上げず、正しい寝床で見守ってあげることでねんね上手に繋がっていきます(2-3分見守るだけでも効果があります)。そして、泣いても自分で指をしゃぶったりして抑えられるようになると、自分の力で寝ていけるようになったりもするのです。低月齢のうちから無理なねんねトレーニングはおすすめしませんが、“泣く=悪いこと=ママが不出来な証拠”などととらえず、これで身についている力もあるものだとポジティブに捉える気持ちも持ってみてくださいね。そして、ママはそうとらえがちなので、パパは意識的にケアをしてあげてください。泣かせっぱなし!などのねんねトレーニングはまだできませんが、しっかりと眠りやすさの土台を整えて、コツコツ積み重ねていくことでねんね力は確実にアップしていきます。ママとパパがぐっすり休めるように、赤ちゃんのねんね改善にも取り組んでみてくださいね。

乳幼児睡眠コンサルタント。自身が夜泣きに悩んだ経験から国内外の乳幼児睡眠に関する資格を取得。0〜3歳モンテッソーリ教師資格保持。YouTube「寝かしつけ専門学校ねんねママチャンネル」やInstagramなどで発信を続け、2022年現在、SNSの総フォロワーは15万人超。運営する「寝かしつけ強化クラス」では月間200問以上の睡眠に関する質問回答を行っている。著書に『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』(青春出版社)がある。https://mominess.com/

 

 

ラッキーインダストリーズのサポート
「無料オンライン相談」、試して購入できる「レンタルサービス」、実際の商品を確認できる「自由が丘直営店」等、より多くのユーザー様をサポートしてまいります。お気軽にご利用ください。


この記事をシェアする

Instagramでも情報発信してます!

Instagram

更新日
     インスタグラムロゴ Instagram