産前

メリットがいっぱい!な妊娠中のおなかの撫で方を紹介します! 保育士&ベビーマッサージインストラクター監修

  • #保育士
  • #ベビーマッサージ

更新日 2023/04/26

元保育士のひなた葵です。私自身も8歳の女の子がいます。育児に役立つ情報をいろいろご紹介させていただきます!

妊娠中、ふとお腹を撫でてみたことはありますか?妊婦さんがお腹を撫でる動作には様々な効果が生まれると考えられています赤ちゃんとのコミュニケーションになったり、赤ちゃんとの繋がりを感じることで出産への不安を和らげることもできるのではないでしょうか。

今回は、お腹を撫でることでどんなメリットが生まれるのか、またどのようにお腹を撫でればいいのかなどをベビーマッサージインストラクターの資格も持っている私が実際に行っていたマッサージ方法を交えてご紹介していきます。快適なマタニティ生活を送るためのお手伝いになれば幸いです!

妊娠中のお腹を撫でるとどんなメリットがある?

妊娠中のお腹を撫でるとどのようなメリットがあるのでしょうか。考えられるメリットを見ていきましょう。

 赤ちゃんへの愛情が増す

妊娠中のお腹を撫でると、そこにいる赤ちゃんの存在を感じることができますよね。妊娠が分かった時から無意識にお腹を撫でているという妊婦さんも多くいらっしゃいます。優しくお腹を撫でながら、「今日は暖かいね」「(胎動を感じたら)起きたの?」などと話しかければ立派なコミュニケーションとなります。出産までの限られた時間だからこそ、お腹の中にいる赤ちゃんを感じながらお腹を撫でてみると、かけがえのない経験となるはずです。また、『オキシトシン』と呼ばれる愛情ホルモンは聞いたことがあるでしょうか?人と人(動物でも効果アリ)が触れ合うことで、脳内で作られるホルモンで、不安や恐怖を和らげ、安心感や幸福感をもたらす脳内物質と言われています。『オキシトシン』は、自分を撫でることでも分泌されると実証されているので、優しくお腹を撫でることは赤ちゃんへの愛情が増したり、出産への不安を和らげる効果が期待できるかもしれません。

妊娠線の予防になる

保湿クリームをたっぷりとつけながらお腹を撫でると妊娠線ができるのを予防することもできます。妊娠線をできにくくするマッサージ方法は、保湿クリームをお腹へと馴染ませたら、ゆっくり円を描くように時計回りに腸の流れに沿ってくるくると撫でてみてください。『オキシトシン』の分泌を期待するなら、ゆったりと呼吸のリズムに合わせて一定のリズムで撫でるのがおすすめです。くるくると撫でるマッサージをしたら、次は下から上へと向かって優しく撫で上げていきましょう。こちらも圧力を加えずに優しくお肌の表面をさするぐらいの力加減でゆっくりと行ってみてください。研究によると『オキシトシン』の分泌量は、触れてすぐではなく、5分ほど続けると分泌されることが分かっているので、家族など人にマッサージをしたりするときはもちろん、セルフマッサージを行うときにもゆっくりしたスピードで5~10分程度続けてみると『オキシトシン』の分泌が期待できます。

 胎教になる

お腹を撫でることは、赤ちゃんへの胎教にも繋がります。胎教は赤ちゃんへの早期教育みたいなイメージがありますが、決してそういうことではありません。お腹の中の赤ちゃんに愛情を込めて、優しくお腹を撫でるという行為はママやパパ、先に生まれたお兄ちゃんお姉ちゃんたちとお腹の中の赤ちゃんの心の距離が近くなる手助けとなってくれるのです。

胎教でお腹を撫でてみよう

 では、お腹をどのように撫でていけばいいのか具体的な方法をご紹介していきます。

赤ちゃんが喜ぶお腹の撫で方は?

優しく撫でる

妊娠線予防のマッサージでご紹介したように、くるくると時計回りにお腹を優しく撫でてあげるのが基本です。ゆったりとした気持ちでママ自身が心地よいと感じられることが大切です。ママがリラックスしていたらお腹の中の赤ちゃんもリラックスすることができるので、赤ちゃんとお腹の中で繋がっていることを意識しながら優しくお腹を撫でてみてください。 

タッチゲームをする

 赤ちゃんの胎動を感じられるようになったら赤ちゃんの胎動(キック)を使ってコミュニケーションを図ることも可能です。赤ちゃんがキックしてきた場所をポンと優しく叩いてあげます。赤ちゃんが2回キックをしたら、その場所をポンポンと2回叩いてみるのもいいですよ。私が妊娠中よくやっていたのは、赤ちゃんに呼びかけながら、軽くお腹をポンポンと叩く方法です。結構な確率で私が叩いた場所を蹴り返してくれていました。必ずキックが返ってくるわけではありませんが、その分キックが返ってきた時の喜びはひとしおです。このようにお腹にいる時からコミュニケーションをとることができたら、会える日が一層楽しみになりますよね。

パパがお腹を撫でる場合は?

パパがお腹を撫でる場合は、お腹の形に沿って優しくなぞる程度にしておきましょう。妊娠中のお腹はとても繊細です。思わぬ負荷がかかるとそれだけでお腹の張りに繋がってしまうこともあるほどです。赤ちゃんを愛しく思う余り、元々力の強い男性は意図せず強くお腹を撫でてしまうこともあるかもしれません。あくまで、そっと撫でる程度の力加減と思って、優しく優しく触ってみてください。

お腹が張りやすくなる妊娠後期は、お腹を撫でる代わりにお腹の赤ちゃんに向かって話しかけてみるのもおすすめですよ。赤ちゃんの耳は妊娠中期頃から聴こえるようになると言われています。日頃からパパが話しかけてあげていると、実際に産まれて対面した時も赤ちゃんはきっと覚えていてくれているはずです。

 夜になると活発に赤ちゃんが動く場合は?

 夜になると、赤ちゃんが動きが活発になる気がする。赤ちゃんは寝なくて大丈夫なの?と心配になるママもいるかもしれません。赤ちゃんは、数十分おきに寝たり起きたりを繰り返しているので、昼夜問わず眠っていることになります。では、なぜ夜になると胎動が激しくなるのかを見ていきましょう。

赤ちゃんはママからへその緒を通じて酸素をもらって活動をしています。赤ちゃんが活発に動くほど必要な酸素量が増えます。私たちが運動をした時に息が荒くなるのと同じ原理ですね。日中はママも活動をしているので、夜間のリラックスしている時間帯よりも必要な酸素量は多くなります。そんな中で、日中に赤ちゃんも激しく動いてしまうとママの体が酸素不足となり負担がかかってしまうことになります。そうならないように、赤ちゃんはママの活動量が減っている夜間に激しく動くと言われています。妊娠後期になると「胎動が激しくて眠れない」と悩むママもいらっしゃいますが、実はママの体への負担を考えた上での行動だったというわけです。せっかく赤ちゃんが動いているので、そんな時にタッチゲームを試してみるのもおすすめですよ。

お腹に張りを感じたら…

お腹を撫でている時に、お腹に張りを感じたらすぐにやめて安静にしてみてください。安静にして張りが和らいでいくなら、張りやすい時期と思って余りお腹に刺激は与えない方がいいでしょう。しっかり安静にしているのに、お腹の張りが収まらず、頻回な張りが長時間続く場合や強い痛みを伴う場合、出血がある場合はかかりつけ医院を受診するようにしてくださいね。赤ちゃんに負担をかけないように気を付けながら、優しくお腹を撫でてコミュニケーションを図っていきましょう。

まとめ

妊娠中のお腹を撫でるということは、妊婦さんにも他の家族の皆さんにもメリットがいっぱいです。お腹の中の赤ちゃんに会える日を心待ちにしながら、今のうちからコミュニケーションを図ってみてはいかがでしょうか?優しくお腹を撫でていると愛情ホルモンの『オキシトシン』が分泌されて、温かい気持ちになれるはずです。

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