「添い乳しないと寝ない…」そんなお悩み、ありませんか?
添い乳で寝かしつけをしている方も、多いですよね。
夜は親も眠いから体を起こすのも大変ですし、背中スイッチのリスクもないので助かる方法ですよね。
でも、その一方で「添い乳しないと寝ない」「夜中に何度も起きて授乳を求められる」という悩みを抱えている方も少なくありません。
「そろそろ添い乳をやめたいけれど、どうすればいいのか分からない」と感じていませんか?
今回の記事では、乳幼児睡眠の専門家であるねんねママが、添い乳卒業の2つの方法をご紹介します。
・方法①段階的に卒業する方法
・方法②短期集中で卒業する方法
それぞれの方法の具体的なステップと、よくある疑問にもお答えしていきます。
もくじ
添い乳と夜泣きの関係

そもそも、なぜ添い乳をしていると夜中に何度も起きるようになるのでしょうか?
それは、赤ちゃんの中で「寝る=飲む」が結びついてしまっているからです。
寝る時にいつもおっぱいを飲んでいると、「寝る時はおっぱいを飲みながら寝るものだ」と思い込んでしまいます。
夜中、誰でも浅く目が覚める瞬間があるのですが、その時に「あれ?さっきまであったおっぱいがない!」と気づいて、泣いて起きてしまうのです。
そして、「再度入眠するためにはおっぱいが必要だ!おっぱいを飲ませてほしい!」と泣いて訴える…これが夜泣きということになります。
これを解決するには、「授乳なしで寝る力」を身につけてもらうことが必要です。
おっぱいがなくても、自分の力で寝られるようになれば、夜中に目が覚めても、また自分で眠りに戻ることができます。
では、その授乳なしで寝る力を身につける方法を具体的に解説していきます。
添い乳卒業の2つの方法

方法①:段階的に卒業する(ゆっくり派向け)
段階的に取り組むので時間はかかる傾向にありますが、強く泣く時間を減らせるので、泣かれるのが苦手・やさしく取り組みたい方におすすめの方法です。
■STEP1:就寝時の添い乳をやめる(「寝る」と「飲む」を切り離す)
まず、夜の最初の寝かしつけの時の授乳をやめていきます。
現状、添い乳で寝かせている方は、夜のルーティーンの最後が授乳になっていることと思います。それを例えば下記のように変更し、授乳の後に別の行動を挟んでから寝かしつけするように変更していきます。
例)お風呂 → スキンケア → 授乳 → 絵本 → 寝かしつけ
これは授乳と就寝を物理的に切り離すのがポイントです。どうしても寝てしまう場合は、授乳をリビングで行うなど「寝るのではない」ということをわかりやすく伝えられるようにしたり、お風呂からの流れを少し前倒すなどして眠くない状態で授乳できるようにしたりなどリズムを変更しましょう。
最初は慣れていないので、赤ちゃんは「これでは寝られない!」と泣いて訴えるかもしれません。でも、そこで激しく泣いたからといって観念して授乳してしまうと、「頑張って泣けば飲める」と覚えてしまいかねません。
これは新しい習慣を教えるための期間だと思って、決めたルールは貫く一貫性を持って対応することが大切です。
ルールを貫いて対応すれば、赤ちゃんは持ち前の適応能力を発揮して寝られるようになります。
いきなり授乳以外で寝かせるのが難しい場合は…
まずはスモールステップとして、添い乳ではなく座って授乳するなど「添い乳」以外の方法で授乳しながら寝る習慣に変えていくのも有効です。
まずは寝る体制でベッドで飲む…という習慣を変え、次のステップとしてルーティーンの順番を変更して寝ることと飲むことを切り離していく、という段階的な取り組み方法です。
■STEP2:夜中の添い乳も段階的にやめていく
STEP1で就寝時の添い乳をやめられたら、次は夜中の授乳も減らしていきます。
夜間授乳を0にして完全に夜間断乳する以外にも、1回や2回などに回数を決めて減らしていく方法もあります。私はこれを「ゆる夜間断乳」と呼んでいます。
<ゆる夜間断乳の方法>
まず、夜中いつ起きているのか、何時ごろ起きることが多いのかを観察してみてください。
その中で、特に意識していただきたいのが、
- ゴクゴクとよく飲んでいる時間帯
- チョコチョコ吸ってすぐ寝てしまう時間帯
この差があるかどうかです。
チョコチョコ吸いの時間帯は、授乳しなくても寝られる可能性が高い時間帯。その時間帯をなくして、回数を減らすように働きかけてみましょう。
あまり差がない場合やよくわからない場合、おすすめは下記の時間帯です。
- 1回授乳:3時以降の1回
- 2回授乳:1〜2時、4〜5時の2回
決めた時間帯以外に泣いた場合は、授乳だけはせずに別の方法で対応するようにしましょう。できれば抱っこをしないほうが、「抱っこしてほしい」と泣くようにもならずにすみますが、抱っこを経由しながら段階的にやっていくのでもOKです。
方法②:短期間で卒業する(短期集中派向け)
なるべく早く夜泣きをなくしたい、という方にはこちらの方法がおすすめです。
就寝時も夜中も、授乳なしで寝る練習を一度に行います。授乳の代わりに抱っこなどもせず、自分の力で寝られるようにルールづけして練習していきます。
※完全に夜間断乳をする場合、離乳食が進んで栄養や水分が授乳以外でもとれるようになってからを推奨します。
<練習方法>
ステップ①:予告
まずは予告をします。なぜ夜間断乳をするのか、いつからやるのかを赤ちゃんに説明してあげましょう。
「赤ちゃんに話しても分からないでしょ?」と思われるかもしれませんが、ママやパパが何かを一生懸命伝えようとしていることは伝わります。
ある日突然「今日からなし!」と言われるより、心の準備ができる方が赤ちゃんも受け入れやすくなります。
ステップ②:寝かしつけと授乳をしっかり切り離す
方法①のSTEP1と同じです。授乳を最後にしないルーティーンに変更して、起きた状態で授乳を終えられるようにしましょう。
ステップ③:「朝起きるまであげない」を徹底する
夜中は絶対に飲ませないと決めたら、徹底してください(嘔吐してしまった場合や体調不良になってしまった場合などを除く)。
泣いても、抱っこやトントンで対応しましょう。泣いて暴れて心苦しくなるかもしれませんが、そこで「やっぱり授乳しよう」となってしまうと、赤ちゃんは混乱してしまうので赤ちゃんのためにもルールを徹底しましょう。
「頑張れば飲める」と覚えてしまうと、次回はもっと難しくなります。一貫性を持って徹底することが、お互いのため、ぐっすり眠るために大切です。
添い乳に関するよくある疑問

Q:昼寝でも添い乳はやめるべき?
A: やめなくても大丈夫です。
夜の練習のために、昼寝は十分にできるようにしておいてください。
全く影響がないとは言いませんが、昼と夜は別のルールだと赤ちゃんも覚えられます。まずは夜の添い乳卒業に集中しましょう。
Q:困っていなくても添い乳はやめた方がいい?
A: 困っていなければ、そのままでも大丈夫です。
ただし、安全性のリスクだけは理解しておいてください。
・窒息のリスク
ママが深く眠ってしまい、赤ちゃんの顔がおっぱいや布団で覆われる可能性があります。
・虫歯のリスク
母乳だけでは虫歯の原因にはなりにくいとされていますが、離乳食後の添い乳は注意が必要です。
・ママが深く眠れないリスク
添い乳中は浅い眠りになり、ママの睡眠の質が下がります。
これらのリスクを理解した上で、安全性に注意しながら続けることも一つの選択肢です。
Q:何歳まで添い乳してもいい?
A: 何歳という決まりはありません。
ただし、虫歯や夜泣きのリスクは理解しておいてください。
困っていなければ、無理にやめる必要はありません。2歳を過ぎると言葉で説明できるようになるので、卒業しやすくなります。
自分に合った方法で、無理なく卒業を
添い乳は「いつまでにやめなければいけない」「こうしなければいけない」というルールはありません。
月齢やご家庭の状況、赤ちゃんの性格に合わせて選んでください。大切なのは、ママが楽になって、家族が笑顔でいられる方法を選ぶこと。
無理をせず、自分のペースで進めていってくださいね。応援しています!

監修:ねんねママ
乳幼児育児アドバイザー。小児スリープコンサルタント。0-3歳モンテッソーリ教師。
YouTube「ねんねママのもっとラクする子育て情報局」やInstagramなどで乳幼児の育児に関する発信を続け、2025年現在、SNSの総フォロワーは約20万人。
TVやラジオなどメディア出演、新聞の育児コラムや育児雑誌にも掲載実績あり。
著書『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』『〇✕ですぐわかる!ねんねのお悩み消えちゃう本』(ともに青春出版社)
ラッキーインダストリーズについて
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