元保育士のひなた葵です!
プライベートでは小学5年生になる娘が1人います。
待望の赤ちゃんが産まれたら「早く一緒にお出かけしたい!」と思いますよね。
ですが、まだまだ免疫力の弱い赤ちゃんといつからならお出かけができるのでしょうか。
今回は、産後いつから赤ちゃんとお出かけができるのか、お出かけする時のポイントは何かなど気になることをまとめていきます。
赤ちゃんとお出かけする時の参考にしてみてくださいね!
もくじ
赤ちゃんとのお出かけはいつから?
基本的には、生後1ヶ月の健診で問題がなければ短時間のお出かけは可能とされています。
ただし、長時間の外出や人混みは避け、まずは近所の散歩から始めましょう。
1ヶ月健診時に相談し、病院の指導や赤ちゃんの状態に応じて、お散歩などの軽いお出かけが可能かを判断してくださいね。
ママの体調で気をつけたいこと
産後は、思っている以上に体力が落ちていたり、ホルモンバランスの影響で疲れやすかったりします。
そのため、無理をせず、自分の体としっかり相談しながらお出かけを楽しむことが大切です。
意識しておきたいポイントを以下にまとめます。
体力と相談する
出産は大きな体のダメージを伴います。
「今日は調子が良いかも」と思っても、外出のあとにどっと疲れが出ることもよくあります。
お出かけは「近場・短時間」からスタートし、赤ちゃんのお世話で手一杯になることも考慮して、余裕を持ったスケジュールを心がけましょう。
途中で疲れたら、無理に目的をこなそうとせず、すぐに帰宅したり休憩したりする判断も大切です。
授乳や搾乳のタイミングを考える
おっぱいの張りや授乳のタイミングは、外出先でも気になるポイントです。
授乳スペースや搾乳室の有無を事前に調べておくと安心です。
最近は、商業施設やカフェでもベビールームが充実してきていますが、すぐに見つからないこともあるので、マップアプリで「授乳室」「ベビー休憩室」などと検索しておくと便利です。
また、母乳パッドや授乳ケープ、哺乳瓶なども忘れずに持参しましょう。
短時間の外出でも、授乳準備をしておくと安心して過ごせます。
寒暖差に注意
産後は体が冷えやすく、冷えからくる不調(頭痛、だるさ、母乳の出が悪くなるなど)にも気を付けたい時期です。
特に春先や秋などは、朝晩と日中の気温差が大きいため、脱ぎ着しやすいカーディガンやストールを持っていくのがおすすめです。
また、冷房の強い施設内では想像以上に体が冷えることも珍しくありません。
赤ちゃんの寒さ対策と一緒に、ママの服装も「冷えない」ことを第一に考えておきましょう。
赤ちゃんのために気をつけたいこと
生まれて間もない赤ちゃんは、免疫力もまだ未熟で、音や光、温度変化などにもとても敏感です。
お出かけを楽しむためには、赤ちゃんの負担にならないよう、事前の準備とちょっとした気配りが必要となります。
以下に、気を付けたいポイントをまとめます。
直射日光や風を避ける
赤ちゃんのお肌はとても薄くてデリケートです。
紫外線や強風、冷たい空気から守るために、ベビーカーには日よけカバーやレインカバーを取り付けておくと安心です。
寒い時期は、おくるみやブランケット、帽子などでしっかりと防寒対策をしましょう。
ただし、厚着のしすぎも汗をかいて冷えてしまう原因になるので、こまめな温度チェックがポイントです。
人混みを避ける
赤ちゃんはまだ病気への抵抗力が低く、特に風邪やウイルス感染に注意が必要です。
なるべく人が少ない平日の午前中や、空いている屋外の場所を選びましょう。
また、ショッピングモールやイベント会場に行く場合は、混雑時間を避ける、滞在時間を短くするなど、無理のない範囲で楽しめる工夫をするのがおすすめです。
赤ちゃんにとって「にぎやかすぎる場所」は刺激になりすぎることもあります。
赤ちゃんが泣いたらすぐ対応できる場所を選ぶ
慣れない外の世界に、赤ちゃんが急に泣いたりぐずったりするのは当たり前のことです。
ですが、周囲の方たちに迷惑を掛けていないか気になってしまいますよね。
そんな時は、すぐに授乳できる、おむつ替えができる、少し静かな場所に移動できるなどといった場所がある施設や環境を選ぶと安心できます。
車での移動ができるなら、赤ちゃんのペースに合わせて自由に休憩できるので大きなメリットとなります。
授乳室やベビースペースがあるカフェや施設を事前に調べておくと、心の余裕も生まれますよ。
産後すぐでも楽しめるお出かけプラン3選!
前の項目でお話ししたポイントを踏まえ、産後すぐでも楽しめるお出かけプランを3つご提案します。
① 近所の公園でお散歩
赤ちゃんを抱っこひもやベビーカーに乗せて、近所を10分程度歩くだけでも気分転換になります。
季節ごとの植物を楽しむなど、ママのリフレッシュにもなりますよ。
また、ビタミンDが産後鬱の予防になるというデータが最近の研究で分かっています。
ビタミンDは日光に浴びることでも作られるので、お散歩は産後のママにもぴったりです。
ビタミンDが作られる目安は夏場は10分程度、冬場は40分程度となるので、この時間を目安に体調を見ながらお散歩してみましょう。
我が家はベビーカーでお散歩をしないと昼寝がうまく出来ず夕方になるとぐずってしまっていたので、途中で昼寝をしてしまうのを前提にゆったりと30分から1時間ほど家の周りをベビーカーでお散歩していました。
② 授乳室のあるショッピングモール
最近のショッピングモールは赤ちゃん連れに優しい施設が充実しています。
ベビールームでの授乳やおむつ替えもラクラクです。
平日の午前中など、空いている時間を狙ってみると、より安心できます。
ベビールームは場所にもよりますが、月1程度の頻度で地域の保健師さんが訪問していることがあります。我が家はその時を狙って行って、体重測定をしてもらったり、相談事を話したりしていました。
③ 車でちょっとドライブ
ママが運転に慣れていれば、平日でも車を出して、赤ちゃんとの短時間ドライブもおすすめです。
お気に入りの音楽をかけて、赤ちゃんが眠っている間にのんびりするのもいい息抜きとなります。
道の駅など休憩しやすい場所を選んで、無理なく休みながらプチお出かけをしてみてください。
番外編:生後3ヶ月ごろから楽しめるお出かけプラン
先ほどご紹介したのは生後1ヶ月ぐらいの赤ちゃんとのお出かけプランですが、生後3ヶ月ぐらいになると、赤ちゃんの体調も少しずつ安定してきて、外の世界にも慣れてきます。
この時期からは、少し人の集まる場所や、赤ちゃん向けイベントにもチャレンジしやすくなってきますよ!
① ママフェスタ・ベビーフェスタなどの親子向けイベント
赤ちゃんグッズや育児情報が一気に見られる「ママフェスタ」や「ベビーフェスタ」は、ママの息抜きにもぴったりです!
生後3ヶ月なら、
- ベビーカーでゆっくり会場を見て回る
- 抱っこひもでの移動もOK
- 試供品やパンフレットを集める
- 他のママと交流を図る
などといった楽しみ方もできます。
我が家も少し遠くのお出かけは生後3ヶ月頃のママフェスタでした。
可愛い手形アートを作ってもらえたり、ベビーグッズのフリーマーケットでお買い物をしたりと楽しめた思い出があります。
☆注意点
・混雑を避けて早めの時間帯に行くのがおすすめです。
・授乳室、おむつ替えスペースの確認を事前にしておきましょう。
・赤ちゃんが疲れないよう、長居はせず1〜2時間程度を目安に行動しましょう。
② 寝んねアート撮影会
SNSでも人気の「寝んねアート」撮影会は、赤ちゃんの“今だけの可愛さ”を写真に残せる貴重な機会です。
我が家も住宅展示場などで行われていたイベントに参加してみました。
自宅ではなかなか用意できないようなプロが作ったかわいい背景や衣装で撮影できるので、年賀状の写真などにもぴったりでした。
もちろん成長の記録として思い出に残すことも可能です。
☆注意点
- 赤ちゃんの機嫌がよさそうな時間帯に合わせて予約をしましょう。
- お気に入りのおもちゃやガーゼを用意しておくと赤ちゃんもリラックスして臨めます。
- 授乳後すぐより少し落ち着いたタイミングが撮影にはベストです。
産後はどうしても家にこもりがちになりますが、「○ヶ月になったらあれに行ってみようかな」という目標があると、気持ちも前向きになります。
生後3ヶ月を過ぎたら、赤ちゃんもママも少しずつお出かけ上手になっていくはずなので、無理せず、体調を見ながら、外の世界を楽しんでいきましょう!
赤ちゃんとのお出かけに用意しておくと安心な持ち物リスト
産後すぐのお出かけは「とにかく不安…!」という方も多いはずです。
そんな時に備えておくと安心なのが、持ち物チェックリストです。
赤ちゃんとママの両方の必需品をまとめました。
赤ちゃん用
- おむつ(2〜3枚程度)
- おしりふき
- おむつ替えシート
- 着替え1セット(吐き戻しやおむつ漏れ対策)
- ガーゼやタオル(よだれ・汗拭き用)
- 授乳ケープ(母乳の方)
- ミルクセット(ミルク・哺乳瓶・お湯など)※混合・ミルク育児の方
- ブランケット(寒暖差対策)
- ビニール袋(汚れ物やゴミ用)
ママ用
- 母子手帳と保険証(念のため)
- 飲み物(授乳中は特に水分補給を!)
- 小さなタオルやハンカチ
- 抱っこひも or ベビーカー(移動手段に合わせて)
- 除菌シートや手指消毒スプレー
- 折りたたみ式エコバッグ(急な買い物や汚れた服入れに)
全部が必須アイテムではありませんが、自分の経験を踏まえて、「あると便利かな」と思ったものを挙げました。
特に、 着替え1セットは親子分を用意しておくとかなり安心です。
外出先での予期せぬお漏らし、転んで泥だらけ、嘔吐など、赤ちゃんにトラブルが起きると抱き上げるママの衣類も一緒に汚れてしまうこともよくあります。
こういった不測の事態を避けるためにも、特に車移動なら親子で1セット分を用意しておくのがおすすめです。
最初のお出かけは、「全部持ったかな?」とソワソワしがちですが、必要最低限+αくらいで大丈夫です。
少しずつ慣れてくると、自分と赤ちゃんに合った“マイお出かけセット”が見えてきますよ。
無理なく赤ちゃんとお出かけを楽しもう!
「持ち物を忘れた!」「赤ちゃんがすぐ泣いちゃった!」なんてことは、誰にでもあることです。
産後のお出かけはリハビリ感覚で、ちょっとずつ慣れていけばOKです。
大切なのは、ママの心と体が少し軽くなることなので、無理のない範囲で、赤ちゃんとの初めてのお出かけを楽しんでくださいね!
親子にとって、素敵ないい刺激になること間違いなしです。
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