「抱っこしないと寝ない…でも肩や腕が限界」そんなお悩み、ありませんか?
寝かしつけの抱っこ、本当に大変ですよね。
抱っこでゆらゆらしていると、腕はパンパン、腰は痛い、肩はバキバキ…。やっと寝たと思って布団に降ろそうとすると、また泣いて起きてしまう。この繰り返しで、毎晩クタクタになっているママ・パパは多いのではないでしょうか。
「抱っこ紐に入れちゃえば楽なのでは?」と思う方もいるかもしれません。でも、一晩中抱っこ紐をしているわけにはいかないですよね。だからこそ、布団に降りて寝る力が必要なのです。
理想の解決方法は、「最初から布団に降りて、自分で寝られる力」を育てること。
でも、そのための練習だからといってずっと抱っこをしないで泣かせたまま見守るのは赤ちゃんが可哀想に思えてしまったり、親の心がしんどくなってしまったりすることもあると思います。
そんなときにおすすめなのがヒップシートです。
今回は、乳幼児睡眠の専門家であるねんねママが、「抱っこの負担を軽減しながら、布団で寝る力を育てる」ヒップシートの活用術をお伝えします。
もくじ
活用術① 抱っこで寝かせてから布団に降ろす

まず1つ目の活用術としては、「抱っこで完全に寝かせてから布団に降ろす」方法が挙げられます。
この場合、完全に寝かせてから布団に着陸するので、抱っこ紐で寝かせるのと近い形式にはなってしまいますが、親がしっかり眠りに介入するので、赤ちゃん自身は安心して寝付きやすくなります。
バックルのついた抱っこ紐を使った場合、寝付いてから下ろそうとするときに、カチッというバックルを外す音に反応して赤ちゃんが泣いて起きてしまうことがあります。
ヒップシートを使っていればそのまま下ろすだけなので、音などに反応して起きてしまうことを防ぎやすくなります。
そもそも赤ちゃんは抱っこをして歩いて回ることで、寝付きやすくなることがわかっています。
理化学研究所の研究では「一定のリズムで抱っこしながら歩くことで、赤ちゃんが泣きやみやすく、寝付きやすくなる」ことが科学的に証明されています。
これは「輸送反応」と呼ばれる、哺乳類に共通する生理的な反応です。親に運ばれている時、赤ちゃんは自然とリラックスし、心拍数が下がり、泣き止みやすくなるのです。
こうした本能を活かして赤ちゃんをスムーズに寝つかせるために、ヒップシートは非常に有効です。 素手で抱っこしながら歩きまわるよりも負担が大きく軽減されます。
活用術② 最初から布団で寝る練習

どうしても抱っこをして、寝付いた後に布団に下ろされると「最初にいた場所と違う場所に降ろされている!」とびっくりしてしまうことは避けられません。それを解決するためには、はじめから布団に降りて寝られるように練習していく必要があります。
その練習方法として私がおすすめするのが「10分ネントレ」と名前をつけた下記の方法です。
【10分ネントレのやり方】
①まず布団におろして「ねんねだよ〜」などと声がけ
(あなたの寝る場所は布団だよ、と伝える)
⇩
②そのまま2-3分は見守る(トントンなど)
⇩
③泣きやまなそうなら抱っこをする(うとうとさせる)
⇩
④再度布団に降ろす
(あなたの寝る場所はここだよ、と伝える意図)
⇩
⑤そのまま2-3分は見守る(トントンなど)
⇩
⑥もしできそうならもう1度抱っこして降ろすを繰り返す
ヒートアップして寝られなくなりそうなら抱っこしてそのまま寝かせてから布団に降ろす
この練習方法を進めていく中で、抱っこ紐は使わずに素手の抱っこでやっていただくのがコツなのですが、どうしても素手の抱っこだと体に負担がかかってきてしまいます。
こうした場面で、ヒップシートがあると本当に楽になります。降ろし方のコツもご紹介しておきます。
【布団への降ろし方のコツ】
- ヒップシートを腰の横にぐるっと移動させる
- 赤ちゃんのお尻を、手で支える(台座から手へ移す)
- もう片方の手で背中もしっかり支える
- 胸をぴたっと密着させたまま着地させる
※ヒップシートがお腹の正面にあるままだと布団に当たって降ろしづらいです。腰の横にぐるっと移動させておきましょう。
※胸をぴったりくっつけることで、背中スイッチを反応させづらくなります。
寝かしつけがうまくいく「ダブルスイッチ」対策
お布団に降ろそうとすると泣いて起きてしまう「背中スイッチ」。それは実はお腹にあると言われています。親の胸と離れることで、変化に気づいて起きてしまうので、胸にぴったりつけて離さず布団に着地することで、背中スイッチ・お腹スイッチの対策になります。
赤ちゃんを起こさずにお布団に着地するテクニックに関しては、こちらで詳しく解説しています。↓
【背中スイッチ対策!】赤ちゃんを抱っこ紐で寝かせた後、起こさず布団に置く方法 睡眠コンサルタント監修
活用術③ 体調不良時の寝かしつけ

風邪の時はどうしても人肌恋しくなるもの。普段は布団に降りて寝付けるお子さんでも、 体調不良の時は抱っこをしてほしくなることも多いものです。
でも、1〜2歳をすぎて大きくなってきた体を寝るまで抱っこするのはなかなか親にとっても体の負担になりますよね。
そんな時も、ヒップシートがあれば、腕や腰への負担を大きく軽減できます。
活用術④ 鼻詰まりで寝られない夜の裏ワザ
風邪で鼻づまりがひどい時、縦抱っこの方が呼吸が楽になるというお話もあります。
これは、重力によって鼻水が下がり、気道が確保されやすくなるため。横になると鼻がつまって苦しくなるお子さんも、縦抱っこだと少し楽になることがあります。
親の体の負担を軽減させつつ、少しでもお子さんが楽になるように抱っこをしてあげられると良いですね。
おすすめのヒップシート
ヒップシートにもいろいろな種類がありますが、私が特におすすめしているのがポルバンアドバンスです。
<ポルバンアドバンスがおすすめの理由>
○滑り止め機能でお尻がツルッと滑りにくい
滑り止めがないヒップシートには、赤ちゃんのお尻が滑りやすいものもあります。滑ってしまうと赤ちゃんが落ちてしまうため、危険もありますし親としてもそこに気を張っていなければならない部分でもあります。
ポルバンアドバンスはクッション性もあるし、しっかりとした滑り止めがついているので、お尻から滑り落ちる心配が少なく安心です。
○寝かしつけ・移動・抱っこ紐としてまで幅広く使える
先にご紹介した通り、寝かしつけにも活躍しますし、1〜2歳の子が歩きたがるのにちょっとすると「抱っこして〜」と言い出す…というときにも使えて、しっかり支えてくれるので助かります。
ポルバンアドバンスには専用のショルダー(ワンショルダーとダブルショルダー)もあるので、抱っこ紐として使うこともできて、とにかく長く使えると思います。
無理をせず少しずつ練習を

理想は布団に降りて寝てくれることですが、大きな声で泣いてしまって練習するのも難しい時がありますよね。
そういうときはヒップシートを活用して、抱っこを取り入れながら少しずつ練習してみてください。ちょっとずつでも布団で寝る経験が積み重なると「ここが私(僕)の寝床」と認識してくれるようになってきますよ。
ママやパパの体も大切にしながら、一緒に子育てがんばりましょう!

監修:ねんねママ
乳幼児育児アドバイザー。小児スリープコンサルタント。0-3歳モンテッソーリ教師。
YouTube「ねんねママのもっとラクする子育て情報局」やInstagramなどで乳幼児の育児に関する発信を続け、2025年現在、SNSの総フォロワーは約20万人。
TVやラジオなどメディア出演、新聞の育児コラムや育児雑誌にも掲載実績あり。
著書『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』『〇✕ですぐわかる!ねんねのお悩み消えちゃう本』(ともに青春出版社)
ラッキーインダストリーズについて
本コラムを運営するラッキーインダストリーズは1934年から続く日本の抱っこ紐メーカーです。POLBAN,pittoresk,Lucky 1934ブランドを展開し、子育てをサポートしています。このコラムを通じて、さらに多くの方々の子育てを支援できれば幸いです。

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