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【0〜2歳の防災】赤ちゃんがいる家庭に必要な防災グッズは?備えておきたいものを分かりやすく解説 保育士監修

  • #保育士

更新日 2026/10/19

元保育士のひなた葵です!

プライベートでは小学6年生になる娘が1人います。

地震や台風、大雨などの災害は、いつ起こるか分かりません。

大人だけの家庭でも防災グッズの準備は大切ですが、0~2歳くらいの小さな子どもがいる家庭では、ミルクや離乳食、おむつなど、赤ちゃんに合わせた備えが必要です。

災害時は、普段ならすぐ買えるものが手に入りにくくなることがあります。特に赤ちゃん用品は、月齢や体質によって使えるものが限られるため、家庭で必要なものをあらかじめ準備しておくことが大切です。

今回は、0~2歳くらいの小さな子どもがいる家庭に向けて、備えておきたい防災グッズや準備のポイントを紹介します。

赤ちゃんがいる家庭の防災は「いつもの育児用品」が基本

赤ちゃんがいる家庭の防災グッズは、特別なものだけをそろえる必要はありません。

基本になるのは、普段から使っている育児用品です。

赤ちゃんは、環境の変化に敏感です。災害時は大人も落ち着かない状況になりやすく、赤ちゃんにとっても、いつもと違う場所や音、人の多さなどが負担になることがあります。

そんなとき、普段から使い慣れているおむつやミルク、離乳食、タオル、お気に入りのおもちゃなどがあると、赤ちゃんも保護者も安心しやすくなります。

防災グッズは、特別な非常用品だけをそろえるのではなく、日常の育児用品を少し多めに持っておく感覚で準備するのがおすすめです。

授乳・食事に関する防災グッズ

0~2歳の子どもがいる家庭で、まず考えておきたいのが授乳や食事に関する備えです。

ミルクを飲んでいる赤ちゃんの場合は、粉ミルクや液体ミルクを備えておきましょう。

粉ミルクは、普段飲んでいるものを多めに用意しておくと安心です。災害時はお湯や清潔な水が十分に使えないこともあるため、スティックタイプやキューブタイプなど、計量しやすいものも便利です。

液体ミルクは、調乳の手間が少なく、災害時に役立ちやすいアイテムです。ただし、赤ちゃんによっては飲み慣れていないミルクを嫌がることもあるため、普段から少し試しておくと安心です。

また、ミルクと一緒に、哺乳瓶や乳首も準備しておきましょう。

災害時は哺乳瓶を十分に洗ったり消毒したりすることが難しい場合があります。使い捨て哺乳瓶や、哺乳瓶用の使い捨てインナーバッグがあると便利です。

離乳食が始まっている場合は、月齢に合ったベビーフードを備えておきましょう。

瓶やパウチ、カップタイプなど、そのまま食べられるものを選ぶと災害時に使いやすくなります。食べ慣れない味や食感を嫌がることもあるため、普段から食べられるものを確認しながら備えておくのがおすすめです。

アレルギーがある場合は、対応した食品を多めに用意しておきましょう。避難所などで必ずアレルギー対応の食事が手に入るとは限らないため、家庭での備えが大切です。

ミルク作りや水分補給のために、飲料水も必要です。粉ミルクを作る場合は、お湯を沸かすためのカセットコンロやガスボンベもセットで考えておきましょう。

おむつ・衛生用品は多めに備える

赤ちゃんがいる家庭では、おむつやおしりふきなどの衛生用品も欠かせません。

紙おむつは、最低でも数日分は備えておきたいアイテムです。0~2歳の子どもは、月齢によっておむつのサイズや使用枚数が大きく変わります。

まとめ買いしすぎるとサイズアウトしてしまうこともあるため、普段使う分を少し多めに買い置きし、使いながら補充していく方法がおすすめです。

おしりふきは、おむつ替えだけでなく、手や口まわりを拭いたり、汚れた場所をきれいにしたりするのにも使えます。水が使いにくい災害時には、いつも以上に役立つアイテムです。

使用済みおむつを入れるための防臭袋やビニール袋も忘れずに用意しておきましょう。

災害時はごみの回収が止まったり、避難先で捨てる場所に困ったりすることがあります。におい対策のためにも、防臭袋があると安心です。

着替えや肌着も数セット用意しておきましょう。赤ちゃんは汗をかいたり、ミルクをこぼしたり、おむつ漏れをしたりして、着替えが必要になることが多いです。

季節によって必要な服は変わるため、夏は汗対策、冬は防寒対策ができるように、定期的に中身を見直すことも大切です。

体調管理・ケア用品も忘れずに

災害時は、いつもの生活リズムが崩れやすく、赤ちゃんの体調にも変化が出ることがあります。

母子健康手帳やマイナ保険証(マイナンバーカード)または資格確認証、乳幼児医療証などは、すぐ持ち出せるようにしておきましょう。原本を持ち出すのが難しい場合に備えて、コピーや写真を用意しておくのもおすすめです。

予防接種歴やアレルギー、持病、服薬状況などが分かるメモもあると、避難先や医療機関で説明しやすくなります。

赤ちゃんが普段使っている薬や保湿剤がある場合は、切らさないようにしておきましょう。災害時は病院や薬局にすぐ行けないこともあります。

そのほか、体温計、ガーゼ、綿棒、爪切り、保湿クリームなど、普段のケアに使っているものもまとめておくと便利です。

災害時だからといって特別なケアをするのではなく、できるだけ普段に近いお世話ができるように準備しておきましょう。

移動や子どもの安心につながるグッズ

赤ちゃんや小さな子どもと避難する場合、両手を空けて動けることが大切です。

避難時は、ベビーカーが使いにくいことがあります。道路に段差やがれきがあったり、人が多くて思うように進めなかったりする場合もあるため、抱っこひもがあると安心です。

歩ける年齢の子どもは、避難時に靴が必要になることがあります。夜間の災害ではすぐに靴を履かせられないこともあるため、避難用バッグの近くに靴や靴下を置いておくと安心です。

また、防災グッズというと食べ物や水、衛生用品に目が向きがちですが、赤ちゃんや小さな子どもにとっては「安心できるもの」も大切です。

小さなおもちゃや布絵本、いつも使っているタオルやブランケットがあると、慣れない環境での心細さをやわらげてくれることがあります。

1歳以降で食べられるものが増えてきたら、食べ慣れたおやつも用意しておくとよいでしょう。ただし、のどに詰まりやすいものや初めて食べるものは避け、普段から食べ慣れているものを選びましょう。

 防災グッズは「持ち出し用」と「自宅用」に分ける

赤ちゃんがいる家庭の防災グッズは、すべてをひとつのバッグに詰め込もうとすると重くなりすぎます。

そのため、「すぐに持ち出すもの」と「自宅で避難生活をするためのもの」に分けて考えるのがおすすめです。

持ち出し用バッグには、避難するときにすぐ必要になるものを入れます。

例えば、数日分のおむつ、おしりふき、ミルク、液体ミルク、ベビーフード、母子健康手帳のコピー、着替え、ビニール袋、小さなおもちゃなどです。

重すぎると、子どもを抱っこして避難するときに負担になります。実際に背負ってみて、無理なく持てる量に調整しましょう。

一方、自宅用の備蓄には、水、食料、おむつ、ミルク、ベビーフード、カセットコンロ、ガスボンベ、簡易トイレ、衛生用品などを用意します。

災害時は、避難所に行くことだけが避難ではありません。自宅が安全であれば、在宅避難をする場合もあります。赤ちゃんと一緒の場合は、自宅で過ごせる備えも大切です。

ローリングストックで無理なく備えよう

赤ちゃん用品は、月齢によって必要なものがどんどん変わります。

おむつのサイズが変わったり、ミルクの量が変わったり、離乳食の形状が変わったりするため、一度そろえて終わりではありません。

そこでおすすめなのが、ローリングストックです。

ローリングストックとは、普段から少し多めに買っておき、使った分を買い足していく備え方です。

たとえば、おむつを1パック多めに買っておく。ベビーフードを数食分多めに置いておく。おしりふきは切らす前に買い足す。こうした形なら、無理なく備蓄を続けられます。

備蓄しているものは、賞味期限やサイズを定期的に確認しましょう。

特にミルクやベビーフードは賞味期限があり、おむつや服はサイズアウトしやすいアイテムです。季節の変わり目や子どもの誕生日など、見直す日を決めておくと忘れにくくなります。

我が家の防災グッズ紹介

防災グッズは、家庭によって必要なものが少しずつ違います。

ここでは、参考までに我が家で意識している防災グッズの備え方を紹介します。

我が家では、すぐに持ち出せる防災リュックと、自宅で過ごすための備蓄を分けて考えています。

防災リュックは、市販の防災セットを購入し、中には飲料水、非常食、ライト、モバイルバッテリー、簡易トイレ、ウェットティッシュ、ビニール袋、常備薬などをまとめています。

赤ちゃんがいる家庭なら、ここにおむつ、おしりふき、ミルク、ベビーフード、着替え、母子健康手帳のコピーなどを入れておくと安心です。

一方で、自宅用の備蓄としては、水、レトルト食品、缶詰、トイレットペーパー、ティッシュ、乾電池、カセットコンロ、ガスボンベなどを少し多めに置いています。

防災用として奥にしまい込むと、賞味期限が切れてしまったり、いざというときに取り出しにくかったりすることもあります。

そのため、我が家では普段の生活で使いながら、減った分を買い足すようにしています。

赤ちゃん用品も同じで、おむつやミルク、離乳食、保湿剤などは、普段から使っているものを少し多めに用意しておくと安心です。

防災グッズを準備するときのチェックリスト

最後に、0~2歳の子どもがいる家庭で備えておきたいものをまとめます。

  • 紙おむつ
  • おしりふき
  • 防臭袋、ビニール袋
  • 粉ミルク、液体ミルク
  • 哺乳瓶、使い捨て哺乳瓶
  • 離乳食、ベビーフード
  • 飲料水
  • 食器、スプーン
  • 着替え、肌着、靴下
  • 抱っこひも
  • 母子健康手帳、マイナンバーカード、乳幼児医療証のコピー
  • 常備薬、保湿剤
  • 体温計
  • ガーゼ、綿棒、爪切り
  • タオル、ブランケット
  • お気に入りのおもちゃ
  • 食べ慣れたおやつ
  • モバイルバッテリー
  • ライト
  • 簡易トイレ
  • カセットコンロ、ガスボンベ

 

すべてを一度にそろえようとすると大変です。

まずは、おむつ、ミルク、離乳食、飲料水、母子健康手帳のコピーなど、子どもにとって優先度の高いものから準備していきましょう。

また、粉ミルクは、70℃以上のお湯で調乳する必要があります。災害時など十分なお湯を準備できない場合に備え、調乳不要の液体ミルクも備えておくと安心です。

まとめ:赤ちゃんに必要なものは家庭ごとに違う

0~2歳くらいの小さな子どもがいる家庭では、大人用の防災グッズだけでは足りないことがあります。

ミルク、離乳食、おむつ、着替え、保湿剤、母子健康手帳のコピーなど、赤ちゃんの月齢や体質に合わせた備えが必要です。

また、災害時は普段と違う環境で過ごすことになるため、お気に入りのおもちゃやいつものタオルなど、子どもが安心できるものも大切です。

防災グッズは、一度そろえたら終わりではありません。

赤ちゃんの成長に合わせて、サイズや食べられるもの、必要なケア用品を見直していきましょう。

大切なのは、完璧な防災セットを作ることではなく、今の我が子に必要なものを少しずつ備えておくことです。

普段使っている育児用品を少し多めに持つことから始めて、もしものときにも赤ちゃんと家族が安心して過ごせるように準備しておきましょう。

☆使った主な公式ソース

東京都防災ホームページ:乳幼児がいる家庭では、おむつ・ミルク・常備薬などを多めに備えることが大切。

内閣府:災害時の物資支援で、乳児用粉ミルク・液体ミルク、乳児・小児用おむつなどが重要物資として挙げられている。

東京都福祉局:災害時に備えた乳児用液体ミルクの活用情報。

東京備蓄ナビ:家族構成に合わせて備蓄品目や必要量を確認できる。

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