元保育士のひなた葵です!
プライベートでは小学5年生になる娘が1人います。
段々寒くなってきて、赤ちゃんと初めて秋冬を迎えるというご家庭もありますよね。
薄着だと風邪をひかないかと心配になってしまうし、着せすぎるとSIDS(乳幼児突然死症候群)などの心配も出てきますよね。
「結局何が正解なの?」と悩んでしまう新米ママさん、パパさんに向けておすすめの秋冬の赤ちゃんの重ね着の仕方をご紹介していきます。
もくじ
1.赤ちゃんの体温調整と「重ね着しすぎ問題」

「寒くないかな?」とつい重ね着させてしまう——。
でも、赤ちゃんは大人よりも体温が高く、汗をかきやすい存在です。
体温調節機能がまだ発達していないため、熱をうまく逃がせず、室温が快適でも服を重ねすぎると体に熱がこもってしまうことがあります。
その結果、汗で体が冷えたり、寝苦しさにつながったりと、「温めすぎ」が逆効果になることも少なくありません。
ちなみに、重ね着のしすぎはSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクにも繋がるという意見もあります。
☆SIDS(乳幼児突然死症候群)とは
こども家庭庁によると何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因の分からない病気で、窒息などの事故とは異なります。
近年では、過度な保温がSIDSの一因となる可能性が指摘されています。
アメリカ小児科学会(AAP)は、赤ちゃんの寝る環境において「過熱(Overheating)を避けること」がSIDS予防の重要な要素だと明言しています。
なので、寝具や衣類で赤ちゃんの体温が上がりすぎると、呼吸や自律神経の働きが乱れやすくなると考えられています。
また、オーストラリアのSIDS対策財団(Red Nose)も、「赤ちゃんの体温を保ちつつ、熱がこもらない環境を整えること」を推奨しており、特に生後2〜6か月の時期は注意が必要とされています。
つまり「寒さ対策をしながら、熱を逃がす工夫をする」ことが安全の鍵です。
2.どこまで着せるのが“ちょうどいい”?

基本の目安は「大人より1枚少なく」で大丈夫です。
赤ちゃんは新陳代謝が良く、汗をかきやすいので1枚少ないぐらいで丁度いいとされています。
例えば、大人が長袖Tシャツ+カーディガン程度で快適なら、赤ちゃんは肌着+カバーオール程度が適温です。
触って確かめるときは、首の後ろ(うなじ)がほんのり温かいかどうかをチェックします。
- 温かい:ちょうどいい
- 汗ばんでいる/熱い:厚着しすぎ
- 冷たい:もう1枚足す
背中やおでこがしっとりしていたら、すでに暑すぎのサインと思ってください。
逆に手足が少し冷たい程度なら問題ありません。
赤ちゃんは手足から体温を逃がして調整しているため、冷たくても体全体が冷えているとは限らないのです。
3.おうちで過ごすときの服装

冬でも暖房が効いている室内では、厚着は必要ありません。
室温が20〜22℃程度に保たれていれば、肌着+カバーオールやロンパース1枚で十分です。
厚手のブランケットを重ねたり、暖房の風が直接当たる位置に寝かせるのは避けましょう。
暖房器具で空気が乾燥しやすい季節は、加湿器や濡れタオルを使って湿度を40〜60%に保つと、より快適に過ごせます。
☆靴下は基本的に「なし」でOK
「床が冷たいから履かせたほうがいい?」と迷う声も多いですが、赤ちゃんは足の裏から体温を逃がして調整するため、室内では靴下は不要です。
むしろ履かせすぎると汗をかき、冷えやすくなることもあるので気をつけましょう。
ただし、冷たいフローリングで長時間過ごす場合や、風が足元にあたる環境では、薄手の靴下やレッグウォーマーで一時的にカバーするのはOKです。
「足が少し冷たいかな?」くらいなら正常範囲なので、心配しすぎなくて大丈夫です。
☆月齢別の目安

動くようになると体温が上がりやすく、静かにしている時間との温度差も出てきます。
昼間に遊ぶときは薄め、昼寝や授乳のときはブランケットを軽くかけるなど、時間帯や活動量に合わせて小まめに調整するのが理想です。
おうち時間の快適ポイントをまとめると、
・室温20〜22℃・湿度40〜60%をキープ
・厚着よりも“通気性”を重視
・足元が冷たいときだけ一時的にカバー
・動く時間と寝る時間で服装を分ける
となります。
「おうちでは少し薄いかな?」と思うくらいでちょうど良い目安です。
寒さ対策よりも「動きやすく・汗をこもらせない」ことを意識することで、赤ちゃんは快適に過ごせます。
4. お出かけ時の重ね着ポイント

冬のお出かけは「外ではしっかり防寒、屋内ではすぐ脱げる工夫」が鉄則です。
赤ちゃんは体温調整が苦手なため、屋外と室内の温度差に影響を受けやすく、一度暑くなってしまうと体に熱がこもりやすい傾向があります。
そのため、“重ねて調整できる服装”を意識することがポイントです。
☆ベビーカーと抱っこで温度感はまったく違う
・ベビーカーの場合
赤ちゃんは動かないため体が冷えやすく、特に風を受ける下半身が冷たくなりがちです。
そのため、ブランケットやフットマフをプラスして、足先・膝まわりを中心に温めてあげましょう。
ただし、暖かい店内に入ったらすぐ外せるよう、クリップやスナップで着脱しやすいものを選ぶのがコツです。
・抱っこひもの場合
ママやパパの体温がじかに伝わるため、着せすぎに注意です。
厚手のアウターを着せた上に抱っこカバーをつけると、
体温がこもって汗をかく原因になります。
肌着+ロンパース+軽めのカーディガン程度でも十分暖かい場合が多いです。
☆基本の重ね着スタイル
外出時の基本は「肌着+カバーオール+ベスト(またはアウター)」ぐらいが目安となります。
外気温や風の強さによって、次のように調整すると安心です。

外に出るときは風が体感温度を大きく下げるため、風を通しにくい素材のアウターを1枚持っておくと重宝します。
☆素材選びのポイント
赤ちゃんの服選びでは「外は防寒・中は通気」が大切です。
外側(アウター)はナイロンやポリエステル素材など防風・撥水タイプを、内側(肌着やインナー)はコットンやガーゼ素材など通気性の高いものを選びましょう。
また、直接肌に触れる部分に化学繊維が多いと蒸れやすく、あせも・乾燥の原因になることもあります。
コットンやオーガニック素材など、肌にやさしい生地で汗を吸い取れるようにしておくと安心です。
☆お出かけ中の「脱ぎ着のタイミング」
外に出て10分ほどで頬が赤くなるようなら、すでに体温が上がりすぎています。
暖かい場所に入ったら、アウターを脱がせて体を冷ましましょう。
逆に、手足が冷たく唇が紫がかるようなら、冷えすぎのサインです。
帽子やおくるみを追加して保温を調整します。
5. 寝るときの服装 ― 快眠と安全のカギは「スリーパー」
夜の寝冷え対策は、実は重ね着よりも「ズレない工夫と温度管理」がポイントです。
寝返りや蹴りぐせのある赤ちゃんは、どんなにかけても布団をはいでしまいます。
それを防ぐために、厚手の布団や何枚もの掛け布を重ねる家庭もありますが、これはSIDSリスクを高める可能性があります。
過剰な保温で体温が上がりすぎると、深い眠りに入りすぎて呼吸反射が鈍くなってしまうことがあるので、安心して眠るためには、軽くて通気性の良い寝具を選ぶことが大切です。
そこで活躍するのがスリーパーです。
スリーパーは着る毛布のように体温を逃がさず、布団のズレも防ぎながら安全に眠れます。
理想的なのは「肌着+パジャマ+スリーパー」の3層スタイル。
室温18〜20℃を目安に、エアコンや加湿器で環境を整えましょう。
スリーパーにはさまざまな素材があります。
- 冬向け:6重ガーゼ、フリース、ダブルニット
- 春秋向け:薄手コットン、ガーゼ
- 夏向け:メッシュ、タオル地
中でも6重ガーゼタイプは通気性と保温性を兼ね備えており、冬の夜にも人気です。
例えば、ミルフィーユデコットン6重ガーゼスリーパーは、柔らかなオーガニックコットン素材で、寝返りしてもはだけにくいスナップ式です。
ふんわりとした層が空気を包み込み、寒暖差のある季節でも朝まで快適に過ごせます。
厚すぎないので、過熱リスクを抑えながらあたたかさをキープできる点も安心です。
6. まとめ:重ね着のコツは「安全+快適」

赤ちゃんの重ね着は、「厚さ」よりも調整のしやすさと安全性が大切です。
重ねすぎると体温が上がりすぎて、寝苦しさやSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクにつながることもあるので気を付けましょう。
基本は「大人より1枚少なく」、そして「うなじがほんのり温かい」が快適のサイン。
汗をかいたらすぐ脱がせ、寒そうなら1枚足す――その柔軟さが何よりのポイントです。
夜は重ね着よりも「ズレない」「蒸れない」工夫をします。
スリーパーを活用すれば、過熱を防ぎながらやさしく保温でき、冬の夜も安心してぐっすり眠れます。
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