こんにちは!小児スリープコンサルタントのねんねママです。これまでに2,000組以上のご家庭のお子さんの睡眠について(夜泣き・寝かしつけなど)のご相談を受けてきました。
夜中も赤ちゃんのお世話をしていると「いつになったらこの3時間ごとのぶつ切り睡眠から解放されるの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。産後、自分の体も回復しきっていない中で始まる育児は大変ですよね。
この記事では、そんな育児がラクになる目安を持てるよう、夜通し寝られるようになる目安時期と実践的な対処法を解説します。
もくじ
夜通し寝られるようになる目安

赤ちゃんが夜通し寝られるようになる目安は、一般的に生後6ヶ月頃とされています。この時期になると胃の容量が大きくなり、一度により多くの母乳やミルクを飲めるようになるため、夜間の授乳間隔が空きやすくなります。 また、離乳食も始まり自然と夜間授乳が減ってくることも出てきますし、体の発達も進んで夜間の空腹に耐えられるようになってきます。
アカチャンホンポが2023年に実施した睡眠アンケートによると、実際に夜通し寝る(調査では23〜5時と定義)赤ちゃんの割合は生後6-7ヶ月で28%、1歳を過ぎて半数程度、2歳を過ぎて70%という結果になっています。
出典:https://www.akachan.jp/ah_labo/questionnaire/240531/
つまり、6ヶ月ごろからは夜通し寝る子も出てきますが、6ヶ月を過ぎても夜中に起きることは決して珍しいことではないともいえます。
夜通し寝られるタイミングに差がある理由
中には生後2-3ヶ月から夜通し寝る赤ちゃんもいますが、これには大きな個人差があります。早い時期から夜通し寝る赤ちゃんには以下のような特徴があることが多いです。
※新生児〜生後1ヶ月くらいの間は、夜通し寝てしまうことに低血糖や黄疸のリスクもあるので、寝ていても3〜4時間毎には起こして飲ませるようにしましょう。
- ママの母乳分泌量が豊富で、赤ちゃんが十分な量を飲むことができている
- 赤ちゃんの哺乳力が強く、効率的に授乳できている
- 胃の容量が比較的大きく、長時間の満腹感を維持できる
- 代謝機能の発達が早い傾向にある
これらの要因は赤ちゃん個々の発達や体質によるものであり、「早く夜通し寝るから良い子」「まだ夜泣きをするから問題がある」ということではありません。
こうした個人差以外にも睡眠環境や生活リズムの整え方、寝かしつけ時の対応方法などで夜通し寝られるようになるタイミングに差が出ることも多くあります。正しい知識をつけて寝やすい条件を整えていただくことで、生後6ヶ月以降であれば夜通し寝られるように練習していくことも可能になってきます。
夜通し寝てもらうためにできること

<生活リズムを整える>
赤ちゃんが夜通し寝るためには、昼夜の区別をつけることが重要です。
朝は決まった時間にカーテンを開けて光を取り入れ、「朝だよ」ということを赤ちゃんに伝えましょう。日中は適度に外出して光を浴びる時間を作り、夜は照明を暗くして落ち着いた環境を整えます。
また、お昼寝の時間も夜の睡眠に影響します。「夜よく寝てくれるように」と昼間に長時間起こしすぎると、疲れ過ぎてしまって睡眠の質を下げる逆効果にもなりかねません。下記の表も参考にしていただき、適切なお昼寝をとるようにしましょう。

<睡眠環境を整える>
ぐっすり気持ちよく眠ってもらうためには、快適な睡眠環境が欠かせません。
寝室はできれば真っ暗に。授乳などに明かりが必要な場合も、暖色系の明かりを直接光源が目に入らない位置に設置するようにしましょう。エアコンやベビーモニターの電源ランプなど、小さな光源も睡眠を妨げる要因になることがあるので、遮光テープやシールなどでふさいでみてください。
室温は少し涼しめに設定し、赤ちゃんが暑くて起きてしまわないよう注意しましょう。風邪をひかないかと心配してたくさん着せてしまいがちですが、生後4ヶ月以降の赤ちゃんの服装の目安は大人−1枚です。着せすぎも寝苦しさの原因になりますし、過度な体温上昇は乳幼児突然死症候群のリスクにもなるとされているので気をつけてください。
<親の接し方>
赤ちゃんが自分で寝る力を身につけられるよう、寝かしつけのサポートの仕方を工夫することも大切です。抱っこや授乳で寝かしつけをしていると、夜中に目が覚めた時に同じ条件でないと再び眠れないため、夜泣きの原因となることがあります。
ベッドや布団に置いた状態で眠れるよう、少しずつ練習を始めてみましょう。最初は泣いてしまっても、一度抱っこしてうとうとしたら再び置くのを繰り返すことで徐々に自分の寝る場所を覚えていきます。無理をせず、赤ちゃんのペースに合わせながら進めることが重要です。
他の子と比べて焦らないで

夜通し寝られるようになる時期には大きな個人差があり、6ヶ月を過ぎても夜間に起きることは決して珍しいことではありません。同じ月齢の子が夜通し寝ていると聞くと、悔しかったり、不甲斐なかったり、なぜ私だけ…と思ってしまうこともあると思います。
でも、大切なのは赤ちゃんのペースに合わせて、少しずつ自分で寝る力を養うサポートをしてあげることです。一歩ずつ練習していけば寝る力は確実につけることができます。6ヶ月を過ぎれば、ねんねトレーニングという選択もできるようになります。
今は大変な時期かもしれませんが、つらい時は専門家に頼ってくださいね。応援しています。

監修:ねんねママ
乳幼児育児アドバイザー。小児スリープコンサルタント。0-3歳モンテッソーリ教師。
YouTube「ねんねママのもっとラクする子育て情報局」やInstagramなどで乳幼児の育児に関する発信を続け、2025年現在、SNSの総フォロワーは約20万人。
TVやラジオなどメディア出演、新聞の育児コラムや育児雑誌にも掲載実績あり。
著書『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』『〇✕ですぐわかる!ねんねのお悩み消えちゃう本』(ともに青春出版社)
ラッキーインダストリーズについて
本コラムを運営するラッキーインダストリーズは1934年から続く日本の抱っこ紐メーカーです。POLBAN,pittoresk,Lucky 1934ブランドを展開し、子育てをサポートしています。このコラムを通じて、さらに多くの方々の子育てを支援できれば幸いです。

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